【タイ語単語学習】
しがみつく;くっつく – เกาะ
目標単語
- タイ語: เกาะ
- 日本語: しがみつく、くっつく、つかまる、付着する
- 英語: cling, stick to, hold on to, attach
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): ゴッ(語尾を詰めるような短く低い音)
- 発音記号(学習者向け): gɔ̀
- 声調: 低声
- 【必須】正確な音声:
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単語の解説
この「เกาะ (gɔ̀)」という単語は、物理的に何かにしっかりと掴まる、あるいは何かが別のものに密着して離れない状態を表す動詞です。人に対して使う場合は、文字通り「しがみつく」動作の他に、比喩的に「誰かの陰に隠れて生活する」「付きまとう」といったニュアンスでも使われます。物に対しては、表面に付着する、張り付く、まとわりつくなどの意味で広く用いられます。
豊富な例文
- タイ語: เด็ก ๆ ชอบ เกาะ แม่.
- 発音(学習者向け): dèk dèk chɔ̂ɔp gɔ̀ mɛ̂ɛ
- 声調: 低声 低声 上昇声 低声 上昇声
- 日本語: 子供たちは母親にしがみつくのが好きです。
- (補足):
เด็ก ๆ (dèk dèk)
は「子供たち」、ชอบ (chɔ̂ɔp)
は「~が好き」、แม่ (mɛ̂ɛ)
は「お母さん」です。
- タイ語: เรือ เกาะ ท่า.
- 発音(学習者向け): rʉa gɔ̀ tâa
- 声調: 中声 低声 下降声
- 日本語: 船が埠頭に停泊している(埠頭にくっついている)。
- (補足):
เรือ (rʉa)
は「船」、ท่า (tâa)
は「港、埠頭」を意味します。船が岸に「しがみつく」ようなイメージで使われます。
- タイ語: ฝุ่น เกาะ เต็มไปหมด.
- 発音(学習者向け): fùn gɔ̀ dtem bpai mòt
- 声調: 低声 低声 中声 中声 低声
- 日本語: ホコリがいっぱい付着している。
- (補足):
ฝุ่น (fùn)
は「ホコリ」、เต็มไปหมด (dtem bpai mòt)
は「いっぱいある、一面に」という意味です。
- タイ語: ใบไม้ เกาะ ผนัง.
- 発音(学習者向け): bai máai gɔ̀ pà nǎng
- 声調: 中声 上昇声 低声 低声 上昇声
- 日本語: 葉っぱが壁にくっついている。
- (補足):
ใบไม้ (bai máai)
は「葉っぱ」、ผนัง (pà nǎng)
は「壁」です。
- タイ語: เขา เกาะ พ่อแม่ กิน.
- 発音(学習者向け): káo gɔ̀ pɔ̂ɔ mɛ̂ɛ gin
- 声調: 上昇声 低声 下降声 上昇声 中声
- 日本語: 彼(彼女)は親の脛をかじって生きている。(親にしがみついて暮らしている)
- (補足):
พ่อแม่ (pɔ̂ɔ mɛ̂ɛ)
は「両親」、กิน (gin)
は「食べる」ですが、この文脈では「生活する、生計を立てる」という意味合いで使われる比喩表現です。
関連語・派生語
- ติด (dtìt): 「くっつく、貼りつく、固着する」。
เกาะ
が物理的な「掴まる・付着」に重点を置くのに対し、ติด
はより広範な「付着」や「設置される」「接続する」意味も含む類義語です。例えば、「切手が貼ってある」はติด
を使います。 - ยึด (yʉ́t): 「つかむ、保持する、固執する」。
เกาะ
よりも強い「しっかりと掴んで離さない」というニュアンスを持ちます。 - แนบ (nɛ̂ɛp): 「ぴったりとくっつける、密着させる」。
เกาะ
が自然にくっつく状態も含むのに対し、แนบ
は意図的に密着させるニュアンスがあります。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- เกาะ กลุ่ม (gɔ̀ glùm): グループを作る、集団になる(文字通り「グループに付着する」)
- เกาะ ติด (gɔ̀ dtìt): ぴったりくっつく、密着する、つきまとう(
ติด
と組み合わせることで「しがみついて離れない」というニュアンスを強調します) - เกาะ แขน (gɔ̀ kɛ̌ɛn): 腕につかまる、腕にしがみつく
- เกาะ ขา (gɔ̀ kǎa): 脚にしがみつく
学習のヒントと注意点
- 連想法(ニーモニック): 日本語の「ごっ」と掴む音に似ていると覚えるのも一つの手です。「ごっ」と掴む →
เกาะ (gɔ̀)
- 発音と声調のポイント:
เกาะ (gɔ̀)
の声調は「低声」です。低い音から始め、そのまま低い音で発音し終えます。日本語の「ゴッ」と発音する際に、語尾を少し詰めて短く発音するイメージが近いです。- 母音の
ɔ
は、日本語の「オ」と「ア」の中間のような音です。口を縦に大きく開けて「オ」と言うように発音してみてください。 - 日本語話者が間違いやすい点: 末子音がない開音節ですが、喉の奥で軽く音を止めるように発音するため、完全に伸ばしきらず、短く切る感覚を掴むことが重要です。日本語の「ゴ」と伸ばしてしまうと意味が変わってしまったり、タイ語らしく聞こえなくなったりするので注意しましょう。
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