【タイ語単語学習】
弁明する – ชี้แจง
目標単語
- タイ語: ชี้แจง
- 日本語: 弁明する、釈明する、説明する
- 英語: to clarify, to explain, to make a statement
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): チー ジェーン
- 発音記号(学習者向け): chīi jɛ̄ɛng
- 声調: 上昇声 → 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「ชี้แจง (chīi jɛ̄ɛng)」は、何かについて「説明する」「釈明する」「詳細を明らかにする」といった意味を持つ動詞です。特に、誤解を解くため、あるいは批判や質問に対して自分の立場や事実関係を明確にするために使われます。「弁明する」という日本語のニュアンスに非常に近いです。公式な場やビジネスの文脈でもよく用いられます。
この単語は、「ชี้ (chīi)」と「แจง (jɛ̄ɛng)」という二つの単語が組み合わさっています。「ชี้ (chīi)」は「指し示す」「示す」という意味、「แจง (jɛ̄ɛng)」は「明らかにする」「説明する」という意味があり、これらが合わさることで「指し示して明確に説明する」というニュアンスが生まれています。
豊富な例文
- タイ語: เขาชี้แจงเรื่องสถานการณ์ในการประชุม
- 発音(学習者向け): kháo chīi jɛ̄ɛng rʉ̂ang sathaanakān nai gaan prachum
- 声調: 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声
- 日本語: 彼は会議で状況について弁明した。
- (補足):
เรื่อง (rʉ̂ang)
は「~について」という前置詞句。สถานการณ์ (sathaanakān)
は「状況」。ในการประชุม (nai gaan prachum)
は「会議で」という意味です。
- タイ語: คุณต้องชี้แจงเหตุผลให้เขา
- 発音(学習者向け): khun tɔ̂ng chīi jɛ̄ɛng hèetphǒn hâi kháo
- 声調: 中声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: あなたは彼にその理由を弁明する必要がある。
- (補足):
ต้อง (tɔ̂ng)
は「~しなければならない」という義務を表す助動詞。เหตุผล (hèetphǒn)
は「理由」。ให้ (hâi)
は「~に(与える)」の意で、この場合は「彼に説明する」の「に」に近い働きをします。
- タイ語: บริษัทได้ชี้แจงข้อร้องเรียนของลูกค้าอย่างชัดเจน
- 発音(学習者向け): bɔ̄risàt dâi chīi jɛ̄ɛng khɔ̂ɔ rɔ́ɔng rian khɔ̌ɔng lûukkháa yàang chátjen
- 声調: 中声 → 低声 → 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声
- 日本語: 会社は顧客の苦情に対して明確に弁明した。
- (補足):
ได้ (dâi)
は助動詞で、過去の出来事や完了を表します。ข้อร้องเรียน (khɔ̂ɔ rɔ́ɔng rian)
は「苦情」。อย่างชัดเจน (yàang chátjen)
は「明確に、はっきりと」という副詞句です。
- タイ語: เขาถูกขอให้ชี้แจงข้อสงสัยเกี่ยวกับการทุจริต
- 発音(学習者向け): kháo thùuk khɔ̌ɔ hâi chīi jɛ̄ɛng khɔ̂ɔ sǒngsăi gìeokàp gaan thútjarìt
- 声調: 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声
- 日本語: 彼は不正行為の疑いについて弁明するよう求められた。
- (補足):
ถูก (thùuk)
は受動態を表す助動詞。「~された」。ขอให้ (khɔ̌ɔ hâi)
は「~するよう求める」という意味。ข้อสงสัย (khɔ̂ɔ sǒngsăi)
は「疑い」。เกี่ยวกับการ (gìeokàp gaan)
は「~に関する」。ทุจริต (thútjarìt)
は「不正行為、汚職」。
- タイ語: รัฐบาลชี้แจงรายละเอียดของนโยบายใหม่ให้ประชาชนทราบ
- 発音(学習者向け): ráthabaan chīi jɛ̄ɛng rāairá-ìat khɔ̌ɔng nayōbāi mài hâi prachāachon sâap
- 声調: 低声 → 低声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声
- 日本語: 政府は新しい政策について国民に詳細を弁明した(説明した)。
- (補足):
รัฐบาล (ráthabaan)
は「政府」。รายละเอียด (rāairá-ìat)
は「詳細」。นโยบายใหม่ (nayōbāi mài)
は「新しい政策」。ประชาชน (prachāachon)
は「国民、人民」。ทราบ (sâap)
は「知る」という意味で、ここでは「国民に知ってもらうよう説明した」というニュアンスです。
関連語・派生語
- อธิบาย (àthibāi): 説明する。より一般的な「説明する」で、「ชี้แจง」よりも幅広い文脈で使えます。
- แก้ตัว (gɛ̂ɛ tūa): 言い訳する、弁解する。ややネガティブなニュアンスを含む場合があり、自分の行動を正当化する、あるいは責任逃れをする、といった意味合いで使われることがあります。「弁明する」と近いですが、文脈によって使い分けが必要です。
- แถลง (thalɛ̌ɛng): 声明を出す、発表する。公式な場で、記者会見などで情報や見解を表明する際に用いられます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ชี้แจงข้อเท็จจริง (chīi jɛ̄ɛng khɔ̂ɔ thétjing): 事実を弁明する/説明する
- ชี้แจงเหตุผล (chīi jɛ̄ɛng hèetphǒn): 理由を弁明する/説明する
- ชี้แจงกรณี (chīi jɛ̄ɛng gɔɔranīi): ケース/事柄について弁明する/説明する
- ชี้แจงประเด็น (chīi jɛ̄ɛng pradēn): 論点/問題点を弁明する/説明する
学習のヒントと注意点
- 連想法: 「ชี้แจง (chīi jɛ̄ɛng)」は、「チーっと指差して(ชี้)状況をジェーン(แจง)と明確にする」と覚えると、意味と発音のイメージが結びつきやすいかもしれません。
- 発音と声調:
- ชี้ (chīi): 日本語の「チー」に近いですが、舌の位置がより奥になり、息を強く出す「無気音」です。声調は「上昇声」で、低いところから高く上がります。
- แจง (jɛ̄ɛng): 日本語の「ジェーン」に近いですが、子音「จ (j)」は無声有気音です。母音は「แอ (ɛɛ)」で口を大きく横に開けて発音し、末子音は「ง (ng)」で鼻にかかる「ン」の音です。声調は「中声」で平坦に発音します。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- 「ช (ch)」と「จ (j)」はどちらも日本語の「チャ行」「ジャ行」の音に聞こえがちですが、タイ語では厳密に区別されます。「ช」は無気音で摩擦が強い音、「จ」は破擦音で息が強く出ます。それぞれの発音を意識して練習しましょう。
- 末子音の「ง (ng)」は日本語の「ん」とは異なり、舌の付け根が上顎の奥に触れ、鼻から息を出すような音です。これを「ン」と伸ばすだけにしてしまうと、タイ語ネイティブには通じにくいことがあります。
- 使い方: 「弁明する」という意味では、「แก้ตัว (gɛ̂ɛ tūa)」も候補になりますが、「แก้ตัว」が「言い訳をする」「責任逃れをする」といったネガティブなニュアンスを含むことがあるのに対し、「ชี้แจง」はより客観的に、あるいは公式に「説明する」「事実関係を明らかにする」というニュアンスが強いです。文脈に応じて使い分けましょう。
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