【タイ語単語学習】
agenda : 協議事項課題 – วาระ
目標単語
- タイ語: วาระ
- 日本語: 議題、協議事項、アジェンダ、(期間、任期)
- 英語: agenda, item (on an agenda), session, term (of office)
基本情報
- 品詞: 名詞
- 発音(カタカナ近似): ワラ
- 発音記号(学習者向け): wá rá
- 声調: 高声 → 高声
- 【必須】正確な音声:
[音声を聞く - ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「วาระ (wárá)」は、主に「議題」「協議事項」「アジェンダ」という意味で使われる単語です。会議や会合において話し合われる項目やテーマを指す際に最も頻繁に用いられます。 また、会議の「会期」や役職の「任期」など、ある一定の「期間」や「時期」を指すこともあります。日本語の「アジェンダ」や「議題」という言葉が示すような、これから話し合われるべき事柄や、処理すべき項目というニュアンスを含んでいます。 この単語はサンスクリット語の「vārá」(時間、期間、機会、日)に由来すると言われています。
豊富な例文
- タイ語: เรามาเริ่มวาระการประชุมวันนี้กันเลยครับ
- 発音(学習者向け): rao maa rə̂əm wárá gaan prà chum wan níi gan ləəi kráp
- 声調: 中声 → 中声 → 高声 → 高声 → 中声 → 低声 → 高声 → 中声 → 終声
- 日本語: さあ、今日の会議の議題を始めましょう。
- (補足): 「วาระการประชุม (wárá gaan prà chum)」で「会議の議題」というフレーズになります。非常に頻繁に使われます。
- タイ語: มีวาระสำคัญที่เราต้องพูดคุยกันด่วน
- 発音(学習者向け): mii wárá sǎm kan tii rao tɔ̂ng pûut kui gan dùan
- 声調: 中声 → 高声 → 高声 → 上昇声 → 低声 → 中声 → 降声 → 中声 → 中声 → 低声
- 日本語: 緊急に話し合うべき重要な議題があります。
- (補足): 「วาระสำคัญ (wárá sǎm kan)」で「重要な議題」となります。「สำคัญ (sǎm kan)」は「重要である」という形容詞です。
- タイ語: วาระต่อไปคือการพิจารณางบประมาณ
- 発音(学習者向け): wárá tɔ̀ɔ pai kʉʉ gaan pít jaa rá naa ngóp prà maan
- 声調: 高声 → 高声 → 低声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声
- 日本語: 次の議題は予算の審議です。
- (補足): 「วาระต่อไป (wárá tɔ̀ɔ pai)」は「次の議題」という意味です。「พิจารณา (pít jaa rá naa)」は「審議する、検討する」という動詞です。
- タイ語: ประธานบริษัทจะหมดวาระในสิ้นปีนี้
- 発音(学習者向け): prà taan bɔɔ rí sàt jà mòt wárá nai sîn pii níi
- 声調: 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声 → 中声 → 低声 → 高声 → 中声 → 降声 → 高声
- 日本語: 社長は今年の年末に任期が満了します。
- (補足): この例文では「วาระ」が「任期」という意味で使われています。「หมดวาระ (mòt wárá)」で「任期が満了する」という表現になります。
- タイ語: เขาได้รับเลือกให้ดำรงตำแหน่งนี้อีกวาระหนึ่ง
- 発音(学習者向け): kǎo dâi ráp lʉ̂ak hâi dam rong tam nàeng níi ìik wárá nʉ̀ng
- 声調: 上昇声 → 降声 → 高声 → 降声 → 降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 高声 → 低声 → 高声 → 低声
- 日本語: 彼はこの役職にもう一期選出されました。
- (補足): 「อีกวาระหนึ่ง (ìik wárá nʉ̀ng)」で「もう一期」「もう一度(期間)」という意味合いになります。
関連語・派生語
- ประเด็น (prà den): 論点、争点、ポイント。会議で話し合われる特定の「問題点」や「論点」を指す際に使われます。「議題」と近い意味ですが、より議論の焦点となる部分を指すことが多いです。
- หัวข้อ (hǔa kɔ̂ɔ): 項目、トピック、タイトル。文書や話の「見出し」や「テーマ」全般を指す際に使われます。
- เรื่อง (rʉ̂ang): 事柄、件、話。非常に一般的な単語で、「何か物事」全般を指します。「議題」の広い意味で使われることもありますが、「วาระ」の方が会議の議題としてよりフォーマルです。
- การประชุม (gaan prà chum): 会議。
- ระเบียบวาระ (rá bìap wárá): 議事日程、議題リスト。より公式な「議題の順番や取り決め」を指します。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- วาระการประชุม (wárá gaan prà chum): 会議の議題(最も一般的で頻繁に使われる表現)
- วาระสำคัญ (wárá sǎm kan): 重要な議題
- วาระพิเศษ (wárá pí sèet): 特別議題
- หมดวาระ (mòt wárá): 任期満了、期間満了
- วาระต่อไป (wárá tɔ̀ɔ pai): 次の議題
- วาระแห่งชาติ (wárá hàeng châat): 国家的な議題、国家的な課題(国レベルで取り組むべき重要な事柄)
学習のヒントと注意点
- 「วาระ」の発音は「ワラ」とカタカナで近似できますが、タイ語の「ว (w)」は日本語の「わ」よりも唇を丸めて発音する意識を持つと良いでしょう。また、「ร (r)」は巻き舌ではありませんが、日本語のラ行よりも舌先を上の歯茎の裏に軽く当てるように発音すると、タイ語らしい音に近づきます。
- 声調は「高声→高声」です。どちらの音節も高く発音し、語末で声調が下がらないように注意しましょう。特に「ラ」の音を高く保つことが重要です。日本語話者は平坦になりがちなので、意識的に高さをキープしてください。
- 最も重要なコロケーションは「วาระการประชุม (wárá gaan prà chum)」です。「会議の議題」という意味でセットで覚えることで、実際の会話で非常に役立ちます。
- 「議題」という意味だけでなく、「任期」や「期間」という意味も持つ多義語であることを頭に入れておくと、様々な文脈で「วาระ」に出会った際に混乱せずに済みます。文脈からどちらの意味か判断するようにしましょう。
コメント