【タイ語単語学習】
stir – คน**
目標単語
- タイ語: คน
- 日本語: かき回す、混ぜる
- 英語: stir, mix
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): コン
- 発音記号(学習者向け): khon
- 声調: 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「คน (khon)」は、主に液体や粉末などを「かき混ぜる」「混ぜる」という物理的な動作を表す動詞です。料理をする際、飲み物を準備する際など、何かを均一にするために攪拌する状況で非常によく使われます。例えば、コーヒーやスープをかき混ぜる、材料を混ぜ合わせる、といった具体的な行為に用いられます。 同じ綴り・発音・声調で「人」という名詞の「คน」も存在しますが、文脈によって明確に区別されます。この動詞の「คน」は、「〜をかき回す」という他動詞的な使われ方が一般的です。
豊富な例文
- タイ語: กรุณาคนกาแฟให้ฉันหน่อย
- 発音(学習者向け): karunaa khon kaafae hai chan nɔ̀i
- 声調: 平声・上昇声 → 中声 → 低声・中声 → 下降声 → 中声 → 低声
- 日本語: コーヒーをかき混ぜてください。
- (補足): กรุณา (karunaa) は「〜してください」という丁寧な依頼。ให้ (hai) は「〜してあげる/くれる」という助動詞で、ここでは「私に」という意味合いで使われます。
- タイ語: ฉันกำลังคนซุปอยู่
- 発音(学習者向け): chan kamlang khon sup yuu
- 声調: 上昇声 → 中声・中声 → 中声 → 低声 → 低声
- 日本語: 私はスープをかき混ぜています。
- (補足): กำลัง (kamlang) は「〜しているところだ」という現在進行形を表す助動詞です。
- タイ語: คนแป้งกับน้ำให้เข้ากัน
- 発音(学習者向け): khon pɛ̂ng kap náam hai khao kan
- 声調: 中声 → 下降声 → 低声 → 高声 → 下降声 → 下降声・中声
- 日本語: 小麦粉と水を混ぜ合わせてください。
- (補足): แป้ง (pɛ̂ng) は「小麦粉、粉」、น้ำ (náam) は「水」。ให้เข้ากัน (hai khao kan) で「均一になるように混ぜ合わせる」というニュアンスになります。
- タイ語: ถ้าไม่คน น้ำตาลจะไม่ละลาย
- 発音(学習者向け): thâa mâi khon naamtaan ja mâi lalai
- 声調: 下降声 → 下降声 → 中声 → 高声・平声 → 低声 → 下降声 → 低声・平声
- 日本語: もし混ぜなければ、砂糖は溶けません。
- (補足): ถ้า (thâa) は「もし〜ならば」、จะไม่ (ja mâi) は「〜しないだろう」。ละลาย (lalai) は「溶ける」という意味の動詞です。
関連語・派生語
- กวน (kuan): 「かき混ぜる」という意味もありますが、「邪魔をする」「困らせる」といったネガティブな意味合いで使われることも多いです。
- ผสม (phasom): 「混ぜ合わせる」「混合する」。複数の材料を混ぜて一つのものにするニュアンスが強いです。
- เขย่า (khayao): 「揺さぶる」「振る」。ボトルを振る、地震で揺れるなど、「stir」の「揺り動かす」に近い意味で使われます。
- เครื่องคน (khrʉ̂ang khon): 「攪拌機」「ミキサー」。動詞の「คน」に「機械」を意味する「เครื่อง (khrʉ̂ang)」を組み合わせた言葉です。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- คนกาแฟ (khon kaafae): コーヒーをかき混ぜる
- คนซุป (khon sup): スープをかき混ぜる
- คนให้เข้ากัน (khon hai khao kan): よく混ぜ合わせる、均一になるように混ぜる
- คนให้ละลาย (khon hai lalai): 溶けるまでかき混ぜる
学習のヒントと注意点
- 「人」と同じ発音と声調: この動詞の「คน」は、「人」を意味する名詞の「คน」と全く同じ綴り、発音(khon)、声調(中声)です。そのため、文脈でどちらの意味か判断する必要があります。例えば、「คนกำลังคนกาแฟ (khon kamlang khon kaafae)」は「人がコーヒーをかき混ぜている」という意味になります。
- 発音の注意点: 「kh」は日本語の「カ」行とは異なり、喉の奥から息を強く出して発音する「有気音」です。唇を丸めず、口をやや開けて「コン」と発音するように意識しましょう。
- 声調の注意点: 中声は、日本語の普通の声の高さで平坦に発音します。高すぎず、低すぎず、途中で音の高さを変えないことがポイントです。
- 使い方のポイント: 「คน」は主に液体や粉末を物理的に「混ぜる」「かき回す」という具体的な動作に限定して使われます。英語の “stir” が持つ「感情をかき立てる」のような比喩的な意味で使うことは通常ありません。そのような場合は、別のタイ語の表現を用いる必要があります。
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