【タイ語単語学習】
を述べる – กล่าว
目標単語
- タイ語: กล่าว
- 日本語: 述べる、言及する、言う
- 英語: to state, to mention, to declare
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): グラオ
- 発音記号(学習者向け): klàao
- 声調: 下降声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
กล่าว (klàao)
は「述べる」「言及する」「話す」といった意味を持つ動詞です。
この単語は、พูด (pûut)
(話す、言う)や บอก (bɔ̀ɔk)
(伝える、教える)よりもややフォーマルな響きがあり、文章語や公式な場面でよく使われます。
特定の事柄について言及したり、意見や見解を表明する際に用いられることが多いです。
พูด
が一般的な「話す、言う」であるのに対し、กล่าว
は「特定の内容を語る、表明する」というニュアンスが強いのが特徴です。
特に分解可能な要素というよりは、単独で一つの動詞として使われます。
豊富な例文
- タイ語: เขาได้กล่าวแสดงความคิดเห็นในที่ประชุม
- 発音(学習者向け): kǎo dâai klàao sà-dɛɛng kwaam kít hěn nai tîi prà-chum
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 高声 → 下降声 → 高声 → 下降声 → 低声 → 中声
- 日本語: 彼は会議で意見を述べた。
- (補足):
แสดงความคิดเห็น (sà-dɛɛng kwaam kít hěn)
は「意見を表明する」という意味のフレーズです。กล่าวแสดง...
で「〜を表明して述べる」という、ややフォーマルな表現になります。
- タイ語: นายกรัฐมนตรีได้กล่าวแถลงการณ์
- 発音(学習者向け): naai-yók rát-tà-mon-dtrii dâai klàao tà-lɛ̌ɛng-gaan
- 声調: 中声 → 高声 → 低声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 低声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 首相は声明を発表した。
- (補足):
แถลงการณ์ (tà-lɛ̌ɛng-gaan)
は「声明」を意味します。กล่าวแถลงการณ์
は「声明を述べる/発表する」という、公式な場でよく使われる慣用的な表現です。
- タイ語: เขาได้กล่าวถึงเหตุการณ์ในอดีต
- 発音(学習者向け): kǎo dâai klàao tʉ̌ng hèet-gaan nai à-dìit
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声 → 低声 → 中声 → 低声 → 中声
- 日本語: 彼は過去の出来事に言及した。
- (補足):
กล่าวถึง (klàao tʉ̌ng)
で「〜について言及する」「〜に触れる」という意味になり、非常に頻繁に用いられます。
- タイ語: เธอได้กล่าวขอบคุณในการปราศรัย
- 発音(学習者向け): tər dâai klàao kɔ̀ɔp kun nai gaan bpràa-sà-rai
- 声調: 中声 → 下降声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 中声 → 中声 → 高声 → 高声
- 日本語: 彼女はスピーチで感謝の言葉を述べた。
- (補足):
กล่าวขอบคุณ (klàao kɔ̀ɔp kun)
は「感謝を述べる」という決まった言い方です。ปราศรัย (bpràa-sà-rai)
は「スピーチ」「演説」を指します。
- タイ語: หนังสือเล่มนั้นกล่าวถึงปัญหาเศรษฐกิจ
- 発音(学習者向け): năng-sʉ̌ʉ lêm nán klàao tʉ̌ng bpan-hǎa sèet-tà-gìt
- 声調: 高声 → 上昇声 → 高声 → 高声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 中声 → 中声
- 日本語: その本は経済問題について述べている。
- (補足): 本や報告書などが特定のテーマについて「述べている」という文脈でも
กล่าวถึง
が使われます。
関連語・派生語
- พูด (pûut): 話す、言う(日常で最も一般的に使われる動詞)
- บอก (bɔ̀ɔk): 伝える、教える、言う(情報を伝えるニュアンスが強い)
- แถลง (tà-lɛ̌ɛng): 発表する、声明を出す(公式な場で使われることが多い)
- กล่าวหา (klàao hǎa): 非難する、告発する(
กล่าว
とหา
(探す、非難する)の組み合わせ) - คำกล่าว (kam klàao): 発言、言葉、談話(
กล่าว
の名詞形)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- กล่าวถึง (klàao tʉ̌ng): ~について言及する、触れる
- กล่าวว่า (klàao wâa): ~と述べる、~と言う(引用文を導く際など)
- กล่าวขอบคุณ (klàao kɔ̀ɔp kun): 感謝を述べる
- กล่าวแสดง (klàao sà-dɛɛng): 表明して述べる(例: 意見などを)
- กล่าวอวยพร (klàao uuai pɔɔn): 祝福の言葉を述べる
学習のヒントと注意点
- 連想法: 「グラオンド(Grand)な場で、彼は重要なことを述べる!」というように、日本語の「グラオ」に近い音と、ややフォーマルな「述べる」のニュアンスを関連付けて覚えると良いでしょう。
- 発音(特に子音結合「kl」):
กล่าว
の最初のกล้ว
(kl) の音は、日本語にはない子音結合のため、日本人学習者にとって難しい点です。「ク」と「ル」を同時に発音するようなイメージで、舌先を上の歯茎につけたまま「ク」と発音し、すぐに舌先を離して「ル」の音を出すように練習すると良いでしょう。最初のก
(k) は無気音(息をあまり吐かない)なので、日本語の「カ」のように強く息を吐きすぎないよう注意してください。 - 声調:
กล่าว
は下降声(klàao)です。高い音から低い音へと声が下がっていくことを意識して発音しましょう。日本語の「ねぇ↓」のように、語尾が下がる感覚です。 - 使い分けのポイント:
- 日常会話で単に「言う」「話す」という場合は、
พูด (pûut)
を使います。 - 「〜を伝える」「〜を教える」というように、情報を相手に届ける場合は
บอก (bɔ̀ɔk)
を使います。 กล่าว
は、よりフォーマルな文脈や、特定の事柄について公式に言及する、表明する、あるいは文章中で「〜と述べられている」と書く場合に適しています。文脈に応じて適切な単語を選ぶことが、自然なタイ語を話す上で非常に重要です。
- 日常会話で単に「言う」「話す」という場合は、
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