【タイ語単語学習】
fragment : 断片 – เศษ
目標単語
- タイ語: เศษ
- 日本語: 断片、破片、かけら、残り物
- 英語: fragment, piece, scrap, leftover
基本情報
- 品詞: 名詞
- 発音(カタカナ近似): セート
- 発音記号(学習者向け): sèet
- 声調: 低声
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単語の解説
この単語「เศษ (sèet)」は、物が壊れたり、切り取られたりした小さな「かけら」や「破片」を指す最も一般的な言葉です。ガラスの破片、紙の切れ端、布の端切れなど、物理的な「断片」を表す際に広く使われます。 また、食事の「残り物」や、お金の「小銭」、時間の「わずかな部分」など、何かの「残り」や「わずかな量」を示す抽象的な意味合いでも使われます。文脈によって意味が異なるため、注意が必要です。
豊富な例文
- タイ語: มีเศษแก้วอยู่บนพื้น
- 発音(学習者向け): mii sèet gɛ̂ɛo yùu bon pʉ́ʉn
- 声調: 中声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 中声
- 日本語: 床にガラスの破片があります。
- (補足):
เศษแก้ว
(sèet gɛ̂ɛo) で「ガラスの破片」という複合語になります。
- タイ語: อย่าทิ้งเศษอาหาร
- 発音(学習者向け): yàa tíng sèet aa-hǎan
- 声調: 低声 → 高声 → 低声 → 中声 → 上昇声
- 日本語: 残り物を捨てないでください。
- (補足):
เศษอาหาร
(sèet aa-hǎan) で「食べ残し、残り物」という意味になります。
- タイ語: ฉันมีเวลาว่างแค่เศษนิดหน่อย
- 発音(学習者向け): chǎn mii wee-laa wâang kɛ̂ɛ sèet nít nɔ̀i
- 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 高声 → 低声 → 低声
- 日本語: 私はわずかな時間しかありません。
- (補足):
เศษนิดหน่อย
(sèet nít nɔ̀i) は「ほんの少しの残り、わずかなもの」という意味で、時間の「断片」を表します。
- タイ語: เขาเก็บเศษหนังสือพิมพ์เก่าๆ ไว้
- 発音(学習者向け): káo gèp sèet nǎng-sʉ̌ʉ-pim gào-gào wái
- 声調: 高声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 低声 → 高声
- 日本語: 彼(彼女)は古い新聞の切り抜きを保管しています。
- (補足):
เศษหนังสือพิมพ์
(sèet nǎng-sʉ̌ʉ-pim) で「新聞の切り抜き、古新聞の断片」を意味します。
- タイ語: เอกสารนี้เป็นเพียงเศษเสี้ยวของงานวิจัยทั้งหมด
- 発音(学習者向け): èek-gà-sǎan níi bpen piang sèet-sîao kɔ̌ɔng ngaan wí-jai táng-mòt
- 声調: 低声 → 低声 → 高声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 中声 → 高声 → 低声
- 日本語: この書類は研究全体のほんの断片にすぎません。
- (補足):
เศษเสี้ยว
(sèet-sîao) は「ごくわずかな部分、ほんの一部、断片」を強調する表現です。
関連語・派生語
- ชิ้น (chín): 塊、個、枚。数詞としても使われます。「เศษ」が具体的な破片や残り物を指すのに対し、「ชิ้น」は一般的に「〜個」「〜切れ」のようにまとまったものを数える際に用いられます。
- ส่วน (sùan): 部分、セクション。全体の一部を指しますが、「เศษ」ほど小さく不規則な「かけら」のニュアンスはありません。
- ซาก (sâak): 残骸、遺骸、廃墟。大規模なものの残り物や、破壊されたものの跡などを指します。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- เศษแก้ว (sèet gɛ̂ɛo): ガラスの破片
- เศษอาหาร (sèet aa-hǎan): 食べ残し、残り物
- เศษกระดาษ (sèet grà-dàat): 紙くず、紙の切れ端
- เศษเหรียญ (sèet rǐan): 小銭、端金(わずかな硬貨)
- เศษผ้า (sèet pâa): 端切れ、布の切れ端
学習のヒントと注意点
- 連想法(ニーモニック): 「เศษ (sèet)」の音は、日本語の「セーッ」と聞こえるかもしれません。何かが「散り散りになった」様子や、「残ってセーっとした」状態をイメージして、断片や残り物を連想してみてください。
- 発音の注意点:
- 声調: 「เศษ」の声調は低声です。日本語の「あ」を低く平らに発音するようなイメージで、音の高さが下がらずに一定の低いトーンで発音することを意識しましょう。
- 末子音: 末尾の
ศ
は、タイ語の規則により、t
音に変化して発音されます。カタカナの「ト」に近いですが、破裂させずに軽く舌先で発音するイメージです。日本語話者は末子音を発音しないか、強く発音しすぎてしまう傾向があるので注意が必要です。
- 使い分け: 「残り物」と「破片」という二つの主要な意味があるので、文脈から判断することが重要です。例えば、「เศษอาหาร」(食べ残し)のように、必ずしも「壊れたもの」ではない場合もあります。
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