【タイ語単語学習】
boast : を誇る;自慢する – อวด**
目標単語
- タイ語: อวด
- 日本語: 自慢する、見せびらかす、誇示する
- 英語: boast, show off, flaunt
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): ウアット
- 発音記号(学習者向け): ùuat
- 声調: 上昇声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
อวด
は「自慢する」「見せびらかす」「誇示する」といった意味を持つ動詞です。主に自分の持ち物、能力、成果などを他人に見せつけて、優位性を示したり、賞賛を得ようとする行為を指します。
ポジティブな文脈で「誇る」に近い意味で使われることもありますが、多くの場合、ややネガティブなニュアンスや、鼻につく行為として捉えられることがあります。
単独で使われることも、他の単語と組み合わせて使われることもあります。
豊富な例文
- タイ語: เขาชอบอวดรถของเขาเสมอ
- 発音(学習者向け): káo chɔ̂ɔp ùuat rót kɔ̌ɔng káo sà-mə̌ə
- 声調: 高声 → 下降声 → 上昇声 → 高声 → 上昇声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: 彼はいつも自分の車のことを自慢する。
- (補足):
ชอบ
(chɔ̂ɔp) は「〜するのが好き」、เสมอ
(sà-mə̌ə) は「いつも」。
- タイ語: เธออยากอวดกระเป๋าใบใหม่
- 発音(学習者向け): təə yàak ùuat grà-pǎo bai mài
- 声調: 中声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 低声
- 日本語: 彼女は新しいバッグを見せびらかしたかった。
- (補足):
อยาก
(yàak) は「〜したい」、กระเป๋า
(grà-pǎo) は「バッグ」、ใบใหม่
(bai mài) は「新しい(もの)」。
- タイ語: การอวดผลงานมากเกินไปไม่ดี
- 発音(学習者向け): gaan ùuat pǒn-ngaan mâak gəən bpai mâi dii
- 声調: 中声 → 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声
- 日本語: 成果を自慢しすぎるのは良くない。
- (補足):
การ
(gaan) は動詞を名詞化する接頭辞、ผลงาน
(pǒn-ngaan) は「成果」、มากเกินไป
(mâak gəən bpai) は「〜しすぎる」、ไม่ดี
(mâi dii) は「良くない」。
- タイ語: เขาอวดว่าตัวเองเก่งที่สุดในทุกเรื่อง
- 発音(学習者向け): káo ùuat wâa tua-eeng gèng tîi-sùt nai túk rʉ̂ʉang
- 声調: 高声 → 上昇声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 下降声 → 下降声
- 日本語: 彼はどんなことも自分が一番だと自慢する。
- (補足):
ว่า
(wâa) は「〜と(言う・思う)」、ตัวเอง
(tua-eeng) は「自分自身」、เก่งที่สุด
(gèng tîi-sùt) は「一番上手/優れている」、ในทุกเรื่อง
(nai túk rʉ̂ʉang) は「どんなことにおいても」。
- タイ語: ฉันภูมิใจในประเทศของฉันแต่ไม่อวด
- 発音(学習者向け): chǎn phuum-jai nai bprà-têet kɔ̌ɔng chǎn dtɛ̀ɛ mâi ùuat
- 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 上昇声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: 私は自分の出身国を誇りに思うが、それを自慢はしない。
- (補足):
ภูมิใจใน...
(phuum-jai nai…) は「〜を誇りに思う」、แต่
(dtɛ̀ɛ) は「しかし」。この例文では、ภูมิใจ
(誇りに思う) とอวด
(自慢する/見せびらかす) のニュアンスの違いが明確に示されています。
関連語・派生語
- โม้ (móo): 大げさに自慢する、ホラを吹く。(
อวด
よりも誇張や嘘のニュアンスが強い場合に使われます。) - โอ้อวด (ôo ùuat):
อวด
を強調した形で、「大げさに自慢する、見せびらかす」。 - ภูมิใจ (phuum-jai): 誇りに思う、誇る。(「自慢する」と異なり、ポジティブな感情や尊敬のニュアンスが強いです。)
- โชว์ (choo): showから来た外来語で「見せる」「見せびらかす」。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- อวดรวย (ùuat ruuai): 金持ちだと自慢する、金持ちぶりを見せびらかす。(
รวย
(ruuai): 金持ちの) - อวดเก่ง (ùuat gèng): 自分が優れていると自慢する、能力を誇示する。(
เก่ง
(gèng): 上手な、優れた) - อวดของ (ùuat kɔ̌ɔng): 持ち物を自慢する、見せびらかす。(
ของ
(kɔ̌ɔng): 物) - อวดดี (ùuat dii): 傲慢な態度を取る、生意気なことを言う。(
ดี
(dii): 良い。直訳すると「良いことを自慢する」ですが、転じて「傲慢」「生意気」のニュアンスを持つことがあります。)
学習のヒントと注意点
- 発音と声調:
อวด
の発音は「ウアット」とカタカナで近似できますが、特に母音のัว
(ua) と末子音のด
(d) に注意が必要です。- 母音
ัว
(ua): 日本語にはない発音です。唇を丸めて「ウ」の形から始め、徐々に口を開きながら「ア」の音に移ります。この際、間に「ワ」のような音が入るのを意識すると良いでしょう。 - 末子音
ด
(d): 日本語の「ッ」のように喉で詰める音ではなく、舌先を上の歯茎の裏に軽く触れて息を止めるように発音します。音としては聞こえませんが、発音の終わりが舌の形で作られます。 - 声調(上昇声): 音の高さが低く始まり、一度上がり、再び高くなる特徴があります。日本語の「えっ!?」のような驚きを表す時の語尾の上がり方をイメージすると、掴みやすいかもしれません。
- 母音
- 使い方のポイント:
อวด
は「自慢する」「見せびらかす」というニュアンスが強いため、使う文脈によっては、聞き手に「この人は鼻にかけるタイプだな」といったネガティブな印象を与える可能性があります。ポジティブな意味での「誇りに思う」を表現したい場合は、ภูมิใจ
(phuum-jai) を使うのが適切です。例えば、「私は自分の国の文化を誇りに思います」はฉันภูมิใจในวัฒนธรรมของประเทศฉัน
となり、อวด
は使いません。 - 連想法: 「うわっ、この人また自慢してる!」のように、発音の「ウアッ」と「自慢」を結びつけると覚えやすいかもしれません。
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