inability : 無能,無力|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

無能,無力 – ความไร้สามารถ

目標単語

  • タイ語: ความไร้สามารถ
  • 日本語: 無能、無力、能力の欠如、不能
  • 英語: inability, incompetence, incapacity, powerlessness

基本情報

  • 品詞: 名詞(複合語)
  • 発音(カタカナ近似): クワーム ライ サーマート
  • 発音記号(学習者向け): khwaam rái săamâat
  • 声調: 中声 → 高声 → 上昇声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

この単語は、タイ語の名詞化接頭辞である ความ (khwaam) と、動詞または形容詞として使われる ไร้ (rái)(〜がない、〜を欠く)と、動詞の สามารถ (săamâat)(〜できる、能力がある)が組み合わさってできています。直訳すると「能力がないこと」となり、「無能」や「無力」という概念を表します。主に、人や組織の能力不足や、特定の行動を行うことができない状態を指す際に用いられます。比較的フォーマルな文脈や、客観的な状況説明、あるいは自身の無力感を表現する際によく使われます。

豊富な例文


  • タイ語: ความไร้สามารถของเขาทำให้โครงการนั้นล้มเหลว
  • 発音(学習者向け): khwaam rái săamâat khɔ̌ɔng kháo tham hâi kroongkaan nán lóm lǎeo
  • 声調: 中声 → 高声 → 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 高声 → 上昇声
  • 日本語: 彼の無能さがそのプロジェクトの失敗につながった。
  • (補足): ทำให้ (tham hâi) は「〜させる、〜につながる」という原因結果を表す表現です。ล้มเหลว (lóm lǎeo) は「失敗する」という意味です。

  • タイ語: ฉันรู้สึกถึงความไร้สามารถของตัวเอง
  • 発音(学習者向け): chăn rúusʉ̀k thʉ̌ng khwaam rái săamâat khɔ̌ɔng tua eeŋ
  • 声調: 上昇声 → 高声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 上昇声 → 中声
  • 日本語: 私は自分の無力感に苛まれた。
  • (補足): รู้สึกถึง (rúusʉ̀k thʉ̌ng) は「〜を感じる」という意味で、具体的な感情や抽象的な感覚に使うことができます。ตัวเอง (tua eeŋ) は「自分自身」です。

  • タイ語: การตัดสินใจผิดพลาดของเขาเกิดจากความไร้สามารถในการบริหาร
  • 発音(学習者向け): kaan tàtsǐncai phìt phlâat khɔ̌ɔng kháo kə̀ət jàak khwaam rái săamâat nai kaan bɔɔríhǎan
  • 声調: 中声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 高声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 低声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 中声
  • 日本語: 彼の誤った判断は、経営能力の欠如に起因している。
  • (補足): การตัดสินใจ (kaan tàtsǐncai) は「決定、判断」という意味の名詞句です。เกิดจาก (kə̀ət jàak) は「〜から生じる、〜に起因する」という意味です。การบริหาร (kaan bɔɔríhǎan) は「経営、管理」という意味です。

  • タイ語: เขาแสดงถึงความไร้สามารถในการแก้ไขปัญหา
  • 発音(学習者向け): kháo sadɛɛng thʉ̌ng khwaam rái săamâat nai kaan kâi khǎi panhǎa
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 高声 → 上昇声 → 上昇声
  • 日本語: 彼は問題解決能力の欠如を示した。
  • (補足): แสดงถึง (sadɛɛng thʉ̌ng) は「〜を示す、〜を表現する」という意味です。การแก้ไขปัญหา (kaan kâi khǎi panhǎa) は「問題解決」という意味の表現です。

  • タイ語: สภาวะความไร้สามารถของประเทศนั้นทำให้ยากต่อการพัฒนา
  • 発音(学習者向け): sàphaawaa khwaam rái săamâat khɔ̌ɔng prathêet nán tham hâi yâak tɔ̀ɔ kaan phátthanaa
  • 声調: 低声 → 中声 → 中声 → 高声 → 上昇声 → 上昇声 → 高声 → 高声 → 中声 → 低声 → 高声 → 低声 → 中声 → 高声
  • 日本語: その国の無力な状況が、発展を困難にしている。
  • (補足): สภาวะ (sàphaawaa) は「状況、状態」という意味です。ยากต่อ (yâak tɔ̀ɔ) は「〜するのが難しい」という表現です。การพัฒนา (kaan phátthanaa) は「発展、開発」という意味です。

関連語・派生語

  • ความสามารถ (khwaam săamâat): 能力、才能。(本単語の対義語)
  • ไม่สามารถ (mâi săamâat): 〜できない。(動詞句として使われる「できない」)
  • ไร้ (rái): 〜がない、〜を欠く。(接頭辞や動詞として単独でも使われる。「無〜」のニュアンス)
  • อ่อนแอ (òn-ae): 弱い、ひ弱な。(形容詞。ความอ่อนแอ (khwaam òn-ae) で「弱さ、無力」となる)
  • ไร้ประโยชน์ (rái prayòot): 役に立たない、無益な。(ไร้ + ประโยชน์ (prayòot)「役立つ」)

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • แสดงถึงความไร้สามารถ (sadɛɛng thʉ̌ng khwaam rái săamâat): 無能さを示す
  • รู้สึกถึงความไร้สามารถ (rúusʉ̀k thʉ̌ng khwaam rái săamâat): 無力感を感じる
  • เกิดจากความไร้สามารถ (kə̀ət jàak khwaam rái săamâat): 無能さに起因する
  • เต็มไปด้วยความไร้สามารถ (tem pai dûai khwaam rái săamâat): 無能さでいっぱいである

学習のヒントと注意点

  • 単語の成り立ちを理解する: ความไร้สามารถ (khwaam rái săamâat) は「ความ (名詞化) + ไร้ (〜がない) + สามารถ (能力がある)」と分解できます。このように要素を理解することで、意味を覚えやすくなります。
  • 発音と声調に注意:
    • ความ (khwaam) は中声です。
    • ไร้ (rái) は高声です。日本語の「ライ」のように平坦にせず、少し高めの音で始めてさらに高めるように意識しましょう。
    • สามารถ (săamâat) は上昇声です。特に最初の音節 สา (săa) は低めの音から始めて「サーッ」と上がるように発音します。日本語話者は「サーマート」と平坦に発音しがちですが、上昇声の意識が重要です。
  • 文脈: ความไร้สามารถ は比較的フォーマルな言葉であり、日常会話では単に ทำไม่ได้ (tham mâi dâai)(できない)や ไม่มีความสามารถ (mâi mii khwaam săamâat)(能力がない)が使われることも多いです。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • ไร้ の声調を「ライ」と低く発音してしまうことが多いです。高声であることを意識しましょう。
    • สามารถสา の声調を「サー」と平坦に発音してしまうことが多いです。上昇声であることを意識し、音程が上がっていくように発音しましょう。

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