【タイ語単語学習】
constitute : を構成する;になる,に等しい – เป็น
目標単語
- タイ語: เป็น
- 日本語: 〜である、〜になる、〜を構成する、〜と等しい
- 英語: to be, to become, to constitute, to equal
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): ペン
- 発音記号(学習者向け): bpen
- 声調: 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
เป็น (bpen)
はタイ語で最も基本的で頻繁に使われる動詞の一つです。日本語の「〜である」「〜になる」に相当し、物事の性質、状態、身分、関係などを表します。
また、あるものが別のものを「構成する」という意味合いや、あるものが別のものと「等しい」と見なされる状況でも用いられます。
非常に汎用性が高く、様々な文脈で使われます。
(成り立ち:特に分解可能な要素はありませんが、他の動詞や名詞と組み合わされることで、より複雑な意味を形成することがあります。)
豊富な例文
- タイ語: เขาเป็นหมอ
- 発音(学習者向け): káo bpen mɔ̌ɔ
- 声調: 上昇声 → 中声 → 上昇声
- 日本語: 彼は医者です。
- (補足): 最も基本的な「〜である」の用法。身分や職業を示す際によく使われます。
- タイ語: น้ำแข็งเป็นน้ำ
- 発音(学習者向け): nám kɛ̌ng bpen nám
- 声調: 高声 → 上昇声 → 中声 → 高声
- 日本語: 氷は水になる。
- (補足): 状態の変化や「〜になる」という用法。
- タイ語: นี่เป็นสิ่งที่สำคัญมาก
- 発音(学習者向け): nîi bpen sìng tîi sǎm-kan mâak
- 声調: 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 低声
- 日本語: これは非常に重要なことです。(これは重要なことを構成する)
- (補足): ある事柄が特定の意味や状態を「構成する」「〜であると見なされる」というニュアンス。
- タイ語: ห้าบวกห้าเป็นสิบ
- 発音(学習者向け): hâa bùak hâa bpen sìp
- 声調: 高声 → 低声 → 高声 → 中声 → 低声
- 日本語: 5足す5は10になる。(5足す5は10に等しい)
- (補足): 数学的な「〜に等しい」という用法。
- タイ語: ประชาชนเป็นผู้กำหนดทิศทางของประเทศ
- 発音(学習者向け): bprà-chaa-chon bpen pûu gam-nòt tít-taang kɔ̌ɔng bprà-têet
- 声調: 低声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 高声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声
- 日本語: 国民が国の方向性を決定する主体となる。(国民が国の方向性を構成する)
- (補足): ある役割を果たす、あるものを構成する中心的な存在となる、という意味合い。
ผู้กำหนด (pûu gam-nòt)
は「決定する人」。
関連語・派生語
คือ (kʉʉ)
: 「〜である」。เป็น
と似ていますが、より定義的、説明的な意味合いが強いです。例: กรุงเทพฯ คือเมืองหลวงของประเทศไทย (バンコクはタイの首都である)。เท่ากับ (tâo gàp)
: 「〜に等しい」。主に数値や量を比較する際に用いられます。例: หนึ่งบวกหนึ่งเท่ากับสอง (1足す1は2に等しい)。ประกอบ (pra.gòp)
: 「構成する」「組み立てる」「含む」。ある要素が全体を形作る場合に用いられます。例: ส่วนประกอบ (構成要素)。กลายเป็น (glaai bpen)
: 「〜に変わる」「〜になる」。状態や性質が変化する際に用いられます。例: เขาจากนักเรียนกลายเป็นครู (彼は生徒から先生になった)。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
เป็นโรค (bpen rôok)
: 病気になるเป็นเพื่อน (bpen pʉ̂an)
: 友達になる/友達であるเป็นห่วง (bpen hùang)
: 心配する(心配な状態になる)เป็นไปได้ (bpen bpai dâai)
: 可能性がある、ありうる(そうなることが可能である)เป็นทางการ (bpen taang gaan)
: 公式である、正式である
学習のヒントと注意点
- 発音と声調:
เป็น (bpen)
の声調は「中声」です。日本語の「ペン」のような平坦な音に聞こえますが、タイ語には日本語にはない声調があるため、単語単体で発音練習をする際は、発音記号bpen
を意識し、平坦な音で発声するよう心がけてください。特に日本語の「ぺ」の発音は唇が強く閉じがちですが、タイ語のป (bp)
は破裂音で、息が強く出ます。 - 使い分け:
เป็น
は非常に汎用性が高いですが、คือ
やเท่ากับ
、ประกอบ
との使い分けを理解することが重要です。เป็น
: 「〜である」「〜になる」「〜と見なされる」「〜として機能する」。状態、身分、属性、変化、構成要素。คือ
: 「〜とは何か」を定義する、説明する。เท่ากับ
: 具体的な数値や量が等しいことを明確に表す。ประกอบ
: 要素を組み立てて全体を形成する。
- 日本語話者が間違いやすい点: 日本語の「〜である」に相当する表現は他にもありますが、
เป็น
は動詞として、主語と述語の関係を最も一般的に結びつけます。特に「〜はAです」という時に、Aが名詞の場合によく使われます。形容詞が述語になる場合はเป็น
を使わず、形容詞単体で述語になります(例:美しい→สวย)。この違いに注意しましょう。
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