【タイ語単語学習】
dispute : に異議を唱える;議論する – โต้แย้ง
目標単語
- タイ語: โต้แย้ง
- 日本語: に異議を唱える、議論する、反論する、論争する
- 英語: to dispute, to argue, to object, to contradict
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): トー・イェーング
- 発音記号(学習者向け): dtôo yáaeng
- 声調: 下降声 → 上昇声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「โต้แย้ง (dtôo yáaeng)」は、ある意見や主張に対して反論したり、異議を唱えたり、あるいは論争したりする行為を表す動詞です。 「โต้ (dtôo)」は「反論する」「応じる」「返す」といった意味を持ち、「แย้ง (yáaeng)」は「異議を唱える」「反対する」「矛盾する」といった意味を持ちます。この二つの単語が組み合わさることで、「反論して異議を唱える」「論争する」というニュアンスが強調されます。 主に、議論や意見交換の場で、相手の意見に対して自分の考えを述べる際に使われます。
豊富な例文
- タイ語: เขา โต้แย้ง ความคิดเห็นของผม
- 発音(学習者向け): káo dtôo yáaeng kwaam kít hěn kɔ̌ɔng pǒm
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 下降声 → 上昇声
- 日本語: 彼は私の意見に異議を唱えました。
- (補足): 「ความคิดเห็น (kwaam kít hěn)」は「意見、見解」という意味です。
- タイ語: พวกเขาไม่สามารถหยุด โต้แย้ง กันได้
- 発音(学習者向け): pûak káo mâi sǎa-mâat yùt dtôo yáaeng gan dâi
- 声調: 下降声 → 上昇声 → 下降声 → 上昇声 → 低声 → 中声 → 下降声 → 上昇声 → 下降声
- 日本語: 彼らは議論するのを止められませんでした。
- (補足): 「กัน (gan)」は「互いに」という意味で、相互に行動する際に使われます。「หยุด (yùt)」は「止める」です。
- タイ語: ไม่มีใครกล้า โต้แย้ง กับเจ้านาย
- 発音(学習者向け): mâi mii krai glâa dtôo yáaeng gàp jâo naai
- 声調: 下降声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 下降声
- 日本語: 誰も上司に反論する勇気がありませんでした。
- (補足): 「กล้า (glâa)」は「敢えて〜する、勇気がある」。「กับ (gàp)」は「〜と(一緒に、に対して)」という意味です。
- タイ語: ฉันคิดว่าไม่จำเป็นต้อง โต้แย้ง เรื่องนี้อีกแล้ว
- 発音(学習者向け): chǎn kít wâa mâi jam-bpen dtɔ̂ng dtôo yáaeng rʉ̂ang níi ìik lɛ́ɛo
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声 → 下降声
- 日本語: 私はこの件についてこれ以上論争する必要はないと思います。
- (補足): 「ไม่จำเป็นต้อง (mâi jam-bpen dtɔ̂ng)」は「〜する必要がない」という表現です。「เรื่องนี้ (rʉ̂ang níi)」は「この件、このこと」を指します。
- タイ語: ศาลจะต้องพิจารณาข้อ โต้แย้ง ของทั้งสองฝ่าย
- 発音(学習者向け): sǎan jà dtɔ̂ng pí-jà-rá-naa kɔ̂ɔ dtôo yáaeng kɔ̌ɔng táng sɔ̌ɔng fài
- 声調: 上昇声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声 → 上昇声 → 上昇声
- 日本語: 裁判所は両者の争点を検討しなければならない。
- (補足): ここでは「ข้อโต้แย้ง (kɔ̂ɔ dtôo yáaeng)」と名詞化され、「論点、争点」という意味で使われています。「พิจารณา (pí-jà-rá-naa)」は「検討する、審理する」です。
関連語・派生語
- คัดค้าน (kát-kâan): 「反対する、異議を唱える」。
โต้แย้ง
と似ていますが、より「明確に反対の立場を表明する」ニュアンスが強いです。 - โต้เถียง (dtôo-tǐiang): 「言い争う、口論する、議論する」。
โต้แย้ง
とは異なり、感情的な言い争いや口論のニュアンスも含むことがあります。 - อภิปราย (à-pí-bpraai): 「議論する、討議する」。会議などで公式に議論する際に使われる、よりフォーマルな言葉です。
- ข้อโต้แย้ง (kɔ̂ɔ dtôo-yáaeng): 「論点、争点、異議」。
โต้แย้ง
が動詞であるのに対し、ข้อ
を前に付けることで名詞形になります。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- โต้แย้ง ความคิดเห็น (dtôo yáaeng kwaam kít hěn): 意見に異議を唱える
- โต้แย้ง ประเด็น (dtôo yáaeng bprà-den): 論点について議論する、争点について反論する
- โต้แย้ง ข้อเสนอ (dtôo yáaeng kɔ̂ɔ sà-nə̌ə): 提案に異議を唱える
- โต้แย้ง กัน (dtôo yáaeng gan): 互いに議論する、言い争う
学習のヒントと注意点
- 発音と声調の注意点:
- โต้ (dtôo): 最初の「โต้」は、無気音の有声歯茎破裂音「dt」で始まり、日本語の「と」とは異なります。さらに「下降声」であるため、高いところから低いところへ声が下がります。
- แย้ง (yáaeng): 「แย้ง」は二重母音「ae」を含み、非常に発音しにくい音の一つです。そして「上昇声」であるため、声が低いところから高いところへ上がります。
- 日本語の「トー・イェーング」と発音するだけでは、タイ語の声調が全く伝わらず、ネイティブには理解されにくい可能性があります。声調を意識して練習することが非常に重要です。
- 日本語話者が間違いやすい点:
- 「dt」の音は日本語にないため、ついつい「t」や「d」で発音してしまいがちです。舌先を前歯の裏につけて発音する練習をしましょう。
- 声調は特に難しいですが、単語全体のリズムとして覚えるのが効果的です。例文を繰り返し聞いて、イントネーションを真似る練習をしてください。
- 「โต้เถียง (dtôo-tǐiang)」と「โต้แย้ง (dtôo yáaeng)」は似ていますが、「โต้เถียง」の方が「口論」「言い争い」といった感情的なニュアンスを含むことがある点に注意が必要です。
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