【タイ語単語学習】
tap – แตะ
目標単語
- タイ語: แตะ
- 日本語: 軽くたたく、触れる、タッチする
- 英語: tap, touch, pat
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): テェ
- 発音記号(学習者向け): dtɛ̀ʔ
- 声調: 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「แตะ (dtɛ̀ʔ)」は、「軽く触れる」「軽くたたく」「タッチする」といった意味を持つ動詞です。非常に軽い接触や、一時的な触れ合いを表します。 現代では特に、スマートフォンやタブレットなどのタッチスクリーンを操作する際に「画面をแตะする」というように頻繁に使われます。 物理的な接触だけでなく、抽象的に「(話題に)触れる」「(基準に)達する」といった意味合いで使われることもあります。
豊富な例文
- タイ語: อย่าแตะต้องของร้อน!
- 発音(学習者向け): yàa dtɛ̀ʔ dtɔ̂ŋ kʰɔ̌ɔŋ rɔ́ɔn
- 声調: 低声 → 低声 → 上昇声 → 上昇声 → 上昇声
- 日本語: 熱いものに触らないでください!
- (補足): 「แตะต้อง (dtɛ̀ʔ dtɔ̂ŋ)」で「触れる」「触ってはいけない」という禁止のニュアンスが強まります。
- タイ語: กรุณาแตะบัตรที่เครื่องอ่าน
- 発音(学習者向け): grù-naa dtɛ̀ʔ bàt tʰîi kʰrʉ̂ʉaŋ ʔàan
- 声調: 低声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声 → 低声
- 日本語: カードを読み取り機にかざしてください。(カードを読み取り機にタッチしてください)
- (補足): 日本のSuicaなどのように「タッチする」動作を表すのに使われます。「บัตร (bàt)」はカード、「เครื่องอ่าน (kʰrʉ̂ʉaŋ ʔàan)」は読み取り機。
- タイ語: เขายื่นมือมาแตะไหล่ฉันเบาๆ
- 発音(学習者向け): kʰáo yʉ̂ʉn mʉʉ maa dtɛ̀ʔ lày chǎn bau-bau
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 中声
- 日本語: 彼が私の肩をそっと叩いた。
- (補足): 「ไหล่ (lày)」は肩。「เบาๆ (bau-bau)」は「そっと、軽く」という意味の副詞です。
- タイ語: ผมแค่แตะเรื่องนี้เล็กน้อย
- 発音(学習者向け): pǒm kʰɛ̂ɛ dtɛ̀ʔ rʉ̂ʉaŋ níi lék nɔ́ɔy
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 低声 → 下降声 → 上昇声 → 上昇声 → 下降声
- 日本語: 私はこの件に少しだけ触れただけです。
- (補足): 物理的な接触ではなく、話題や問題に軽く触れるという抽象的な意味での使用例。「เล็กน้อย (lék nɔ́ɔy)」は「少しだけ、わずかに」という意味です。
- タイ語: อย่าแตะขอบเขตความเป็นส่วนตัวของผู้อื่น
- 発音(学習者向け): yàa dtɛ̀ʔ kʰɔ̀ɔp kʰêet kwaam bpen sùan dtua kʰɔ̌ɔŋ pʰûu ʔʉ̀ʉn
- 声調: 低声 → 低声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 下降声
- 日本語: 他人のプライベートな領域に踏み込まないでください。
- (補足): 抽象的な意味での「触れる」「踏み込む」の例。「ขอบเขต (kʰɔ̀ɔp kʰêet)」は境界、範囲。「ความเป็นส่วนตัว (kwaam bpen sùan dtua)」はプライバシー、個人的なもの。
関連語・派生語
- แตะต้อง (dtɛ̀ʔ dtɔ̂ŋ): 触れる、接触する。(特に「触ってはいけない」という禁止の文脈でよく使われます)
- แตะเบรก (dtɛ̀ʔ brêek): ブレーキを軽く踏む、ブレーキをかける。(「แตะ」は「軽く踏む」のニュアンス)
- แตะอั๋ง (dtɛ̀ʔ ʔǎŋ): (俗語で)性的に触れる、体を触る。(ネガティブなニュアンス)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- แตะหน้าจอ (dtɛ̀ʔ nâa jɔɔ): 画面をタップする (スマートフォンなどで)
- แตะไหล่ (dtɛ̀ʔ lày): 肩を軽くたたく、肩に触れる
- แตะบอล (dtɛ̀ʔ bɔɔn): ボールに触れる、ボールを軽く蹴る (サッカーなどで)
- แตะเส้นชัย (dtɛ̀ʔ sên chay): ゴールラインにタッチする、ゴールする
学習のヒントと注意点
- ニーモニック: 「แตะ (dtɛ̀ʔ)」は「タッチ(Touch)」の「T」の音から連想すると覚えやすいかもしれません。また、日本語の「手 (te)」で「触れる」という動作をイメージするのも良いでしょう。
- 発音と声調: 「แตะ (dtɛ̀ʔ)」は低声で発音されます。「dt」は無気音の破裂音で、日本語の「タ行」よりも喉の奥で詰まるような音です。語尾の「ʔ」は声門閉鎖音で、しっかり息を止めるように発音してください。日本語の「え」の音より口を横に広げて発音するとタイ語の「แ (ɛɛ)」に近い音になります。
- 間違いやすい点:
- 日本語の「テ」のように発音すると、タイ語の「เตะ (dtèʔ)」になってしまい、「蹴る」という意味の別の単語になってしまいます。声調と母音の長さ(「แตะ」は短母音)に注意しましょう。
- 「แตะ」は「軽く触れる」ニュアンスが重要です。強く叩く場合は「ตบ (dtòp)」(叩く、平手打ちする)や「เคาะ (kʰɔ́ʔ)」(ノックする)など別の動詞を使います。
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