【タイ語単語学習】
感覚 – ความรู้สึก**
目標単語
- タイ語: ความรู้สึก
- 日本語: 感覚、気持ち、感情
- 英語: feeling, sensation, emotion
基本情報
- 品詞: 名詞
- 発音(カタカナ近似): クワーム・ルー・スック
- 発音記号(学習者向け): khwaam rúu-sùk
- 声調: 中声 → 上昇声 → 低声
- 【必須】正確な音声:
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単語の解説
ความรู้สึก (khwaam-rúu-sùk)
は、「感覚」や「気持ち」「感情」といった意味を持つ名詞です。
この単語は、ความ (khwaam)
という名詞を形成する接頭辞と、動詞の รู้สึก (rúu-sùk)
(感じる)が組み合わさってできています。
そのため、主に心的な感覚や感情、または身体が感じる抽象的な感覚(例:熱い、冷たいといった感覚)を表すのに使われます。
日本語の「感覚」には「五感」(視覚、聴覚など)の意味も含まれますが、タイ語で五感を指す場合は ประสาทสัมผัส (pra-sàat sǎm-phát)
などの別の表現を使うことが多いです。
豊富な例文
- タイ語: คุณรู้สึกยังไงกับเรื่องนี้?
- 発音(学習者向け): khun rúu-sùk yang-ngai gàp rʉ̂ang níi?
- 声調: 中声 → 上昇声 → 低声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 上昇声 → 高声
- 日本語: あなたはこの件についてどう感じますか?(どんな気持ちですか?)
- (補足):
คุณ (khun)
は「あなた」、ยังไง (yang-ngai)
は「どのように」、กับ (gàp)
は「〜と/について」、เรื่องนี้ (rʉ̂ang níi)
は「この件」。รู้สึก
が動詞として使われています。
- タイ語: ฉันมีความรู้สึกแปลกๆ
- 発音(学習者向け): chán mii khwaam-rúu-sùk plɛ̀ɛk-plɛ̀ɛk
- 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声
- 日本語: 私は変な感覚がします。
- (補足):
ฉัน (chán)
は「私」、มี (mii)
は「ある、持っている」、แปลกๆ (plɛ̀ɛk-plɛ̀ɛk)
は「変な、奇妙な」という意味で、同じ単語を繰り返して強調したり、曖昧さを表現したりします。
- タイ語: เธอไม่เข้าใจความรู้สึกของเขาเลย
- 発音(学習者向け): thəə mâi khâo-jai khwaam-rúu-sùk khɔ̌ɔng káo ləəi
- 声調: 中声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 上昇声 → 中声
- 日本語: 彼女は彼の気持ち/感覚を全く理解していません。
- (補足):
เธอ (thəə)
は「彼女」、ไม่ (mâi)
は「〜ない」、เข้าใจ (khâo-jai)
は「理解する」、ของ (khɔ̌ɔng)
は「〜の」、เขา (káo)
は「彼」、เลย (ləəi)
は否定文で「全く〜ない」と強調する副詞。
- タイ語: การฟังเพลงนี้ทำให้ฉันมีความรู้สึกผ่อนคลาย
- 発音(学習者向け): gaan-fang phleeng níi tam-hâi chán mii khwaam-rúu-sùk phɔ̀ɔn-khlaai
- 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 高声 → 高声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 中声 → 中声
- 日本語: この音楽を聴くと、私はリラックスした気持ち/感覚になります。
- (補足):
การ (gaan)
は動詞を名詞化する接頭辞、ฟัง (fang)
は「聞く」、เพลง (phleeng)
は「歌、音楽」、ทำให้ (tam-hâi)
は「〜させる」、ผ่อนคลาย (phɔ̀ɔn-khlaai)
は「リラックスする」。
- タイ語: ความรู้สึกเจ็บปวดจากการสูญเสียยังคงอยู่
- 発音(学習者向け): khwaam-rúu-sùk jèp-pùat jàak gaan-sǔun-sǐa yang-khong yùu
- 声調: 中声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 中声 → 上昇声 → 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 低声
- 日本語: 喪失による痛み(の感覚)はまだ残っています。
- (補足):
เจ็บปวด (jèp-pùat)
は「痛い、苦しい」、จาก (jàak)
は「〜から」、การสูญเสีย (gaan-sǔun-sǐa)
は「喪失」、ยังคง (yang-khong)
は「まだ〜のまま」、อยู่ (yùu)
は「いる、ある」。
関連語・派生語
- รู้สึก (rúu-sùk): 感じる、感じる(動詞)。
ความรู้สึก
の動詞形です。 - อารมณ์ (aa-rom): 感情、気分。
ความรู้สึก
と似ていますが、より感情の「状態」や「ムード」に焦点を当てた言葉です。 - สัมผัส (sǎm-phát): 触れる、接触する、または「感覚」そのもの(五感の一つとしての触覚や、抽象的な感覚)。
- ประสาทสัมผัส (pra-sàat sǎm-phát): 五感、感覚器官。五感全体を指す場合に使われます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ความรู้สึกดี (khwaam-rúu-sùk dii): 良い気持ち、心地よい感覚
- ความรู้สึกแย่ (khwaam-rúu-sùk yɛ̂ɛ): 悪い気持ち、不快な感覚
- ความรู้สึกผิด (khwaam-rúu-sùk phìt): 罪悪感、間違いだと感じる気持ち
- ความรู้สึกรัก (khwaam-rúu-sùk rák): 愛情、愛の感情
- ความรู้สึกโล่งใจ (khwaam-rúu-sùk lôong-jai): 安堵感、ほっとした気持ち
学習のヒントと注意点
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発音の注意点:
คว (khw)
: この複合子音は日本語にはない音です。「クワ」と発音するのではなく、喉の奥から「ク」と「ワ」を同時に出すように意識してください。ร (r)
:รู้ (rúu)
の「ル」は巻き舌のR音です。日本語の「ラリルレロ」とは異なるので、舌先を上顎に軽く触れさせて発音する練習をすると良いでしょう。- 声調:
ความ (khwaam)
は中声、รู้ (rúu)
は上昇声、สึก (sùk)
は低声と、それぞれ異なる声調を持っています。特に上昇声と低声は日本語にはないため、音の上がり下がりを意識して正確に発音することが重要です。
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意味の使い分け:
ความรู้สึก
は「感情、気持ち、心的な感覚」に特化しています。- 日本語の「五感」のような具体的な感覚を指す場合は、
ประสาทสัมผัส
や、視覚(การมองเห็น
)、聴覚(การได้ยิน
)などの具体的な言葉を使うのが一般的です。
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単語の成り立ち:
ความ
+ 動詞で名詞になるパターンはタイ語で非常に頻繁に出てきます。ความรู้สึก
を覚えることで、他のความ
を使った名詞(例:ความรัก (khwaam-rák)
愛、ความสุข (khwaam-sùk)
幸福)も覚えやすくなります。
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