【タイ語単語学習】
罪悪感のある – รู้สึกผิด
目標単語
- タイ語: รู้สึกผิด
- 日本語: 罪悪感のある、悪いと感じる、後ろめたい
- 英語: guilty, feeling guilty, feeling bad
基本情報
- 品詞: 複合動詞(または動詞フレーズ)
- 発音(カタカナ近似): ルースック ピット
- 発音記号(学習者向け): rúu-sùk-phìt
- 声調: 高声 → 低声 → 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「รู้สึกผิด (rúu-sùk-phìt)」は、「รู้สึก (rúu-sùk)」(〜を感じる)と「ผิด (phìt)」(間違っている、罪がある、悪い)が組み合わさった複合動詞です。 直訳すると「間違っていると感じる」となり、「罪悪感を感じる」「後ろめたい気持ちになる」「悪いことをしたと思う」といった意味で使われます。 ある行動や状況に対して、自分の良心に反する、あるいは倫理的に正しくないと感じる場合に用いられます。日本語の「罪悪感のある」という形容詞的な状態を表すのに最も適した表現です。
豊富な例文
- タイ語: ผมรู้สึกผิดที่โกหกคุณ
- 発音(学習者向け): phǒm rúu-sùk-phìt thîi koo-hòk khun
- 声調: 上昇声 → 高声-低声 → 低声-下降声 → 低声 → 中声
- 日本語: 私はあなたに嘘をついたことに罪悪感を感じています。
- (補足): โกหก (koo-hòk) は「嘘をつく」という意味です。ที่ は関係代名詞のように、先行する動詞や文を修飾して「〜したこと」という内容を示します。
- タイ語: เขารู้สึกผิดมากที่ช่วยเธอไม่ได้
- 発音(学習者向け): kháo rúu-sùk-phìt mâak thîi chûai thəə mâi dâi
- 声調: 上昇声 → 高声-低声 → 低声 → 下降声 → 低声-下降声 → 中声 → 下降声
- 日本語: 彼は彼女を助けられなかったことにひどく罪悪感を感じています。
- (補足): ช่วย…ไม่ได้ は「〜を助けられない」という意味の否定形表現です。มาก (mâak) は「とても」という意味で、罪悪感の度合いを強調します。
- タイ語: ความผิดพลาดนั้นทำให้เขารู้สึกผิด
- 発音(学習者向け): khwaam-phìt-phlâat nán tham-hâi kháw rúu-sùk-phìt
- 声調: 中声-低声-下降声 → 下降声 → 中声-下降声 → 上昇声 → 高声-低声 → 低声
- 日本語: その間違いが彼に罪悪感を感じさせました。
- (補足): ความผิดพลาด (khwaam-phìt-phlâat) は「間違い、過ち」という名詞。ทำให้… は「〜させる、〜にする」という使役の表現です。
- タイ語: เธอไม่ควรรู้สึกผิดกับเรื่องนั้น
- 発音(学習者向け): thəə mâi khuan rúu-sùk-phìt kàp rʉ̂ang nán
- 声調: 中声 → 下降声 → 中声 → 高声-低声 → 低声 → 低声 → 下降声
- 日本語: あなたはそのことについて罪悪感を感じるべきではありません。
- (補足): ไม่ควร (mâi khuan) は「〜すべきではない」という否定の助動詞。กับ (kàp) は「〜について、〜に対して」という意味の前置詞です。
- タイ語: แม้แต่หลังจากสารภาพ เขาก็ยังรู้สึกผิด
- 発音(学習者向け): mâe-tâe láng-jàak săa-ra-phâap kháw kɔ̂ɔ yang rúu-sùk-phìt
- 声調: 下降声-下降声 → 高声-低声-下降声 → 上昇声 → 下降声 → 中声 → 高声-低声 → 低声
- 日本語: 自白した後でさえ、彼はまだ罪悪感を感じていました。
- (補足): แม้แต่…หลังจาก… は「〜の後でさえ」という強調表現。สารภาพ (sǎa-ra-phâap) は「自白する、告白する」。ยัง (yang) は「まだ」という意味です。
関連語・派生語
- ผิด (phìt): 間違っている、悪い、罪がある(形容詞、動詞)
- ความผิด (khwaam-phìt): 罪、過ち、間違い(名詞)
- สำนึกผิด (sǎm-núk-phìt): 罪を認識する、過ちを悔いる(よりフォーマルで、反省のニュアンスが強い)
- รู้สึกเสียใจ (rúu-sùk-sǐa-jai): 悲しいと感じる、残念に思う(罪悪感と似ているが、後悔や悲しみに重点がある)
- ละอายใจ (lá-aa-jai): 恥ずかしいと思う、恥じる(自分の行動に対する恥の気持ち。罪悪感と併せて使うこともある)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- รู้สึกผิดที่… (rúu-sùk-phìt thîi…): 〜したことに罪悪感を感じる
- รู้สึกผิดมาก (rúu-sùk-phìt mâak): とても罪悪感を感じる
- ทำให้รู้สึกผิด (tham-hâi rúu-sùk-phìt): 〜に罪悪感を感じさせる
- บอกว่ารู้สึกผิด (bòk wâa rúu-sùk-phìt): 罪悪感を感じると言う
学習のヒントと注意点
- 連想法(ニーモニック): 「ルー」は「見る」。「スック」は「感じる」。ピットは「ピッと間違った」と覚える。→「見ると感じる、ピッと間違ったこと」→「罪悪感」。
- 発音のポイント:
- 「รู้ (rúu)」は高声で、口をすぼめるように発音します。日本語の「ルー」よりも唇を前に突き出すイメージです。
- 「สึก (sùk)」と「ผิด (phìt)」はどちらも短母音で、末子音がそれぞれ
kとtのため、実質的に低声で発音されます。 - 特に「ผิด (phìt)」の
phは帯気音(破裂音)なので、発音時に息を強く出すように意識してください。日本語の「ピ」とは異なり、手のひらを口の前にかざすと息が強く当たるのが感じられるはずです。
- 声調のポイント: 高声 → 低声 → 低声という声調パターンを意識して練習しましょう。この単語は3音節全てに声調があり、それぞれが独立しているため、正確な声調が重要です。
- 使い方のポイント: この表現は動詞フレーズなので、日本語の「罪悪感がある」という形容詞的な意味合いで使う場合でも、主語の後に置いて「(主語)は罪悪感を感じる」という形で使います。例えば、「私は罪悪感がある」は「ผมรู้สึกผิด (phǒm rúu-sùk-phìt)」となります。
- 日本語話者が間違いやすい点: 「罪悪感がある」という日本語につられて、「มี (mii)」(〜がある)を使って「มีรู้สึกผิด (mii rúu-sùk-phìt)」とは言いません。常に「รู้สึกผิด」だけで「罪悪感を感じる」という状態を表します。
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