【タイ語単語学習】
honor : 光栄;名誉;敬意 – เกียรติ
目標単語
- タイ語: เกียรติ
- 日本語: 光栄、名誉、敬意、威厳
- 英語: honor, prestige, dignity, respect
基本情報
- 品詞: 名詞
- 発音(カタカナ近似): ギアット(「ギ」は軽く、「アッ」は短く、低めの声調で)
- 発音記号(学習者向け): gìat
- 声調: 低声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「เกียรติ (gìat)」は、主に「名誉」「光栄」「威厳」「尊敬」といった広範な意味を持つ名詞です。個人の尊厳や社会的な評価、あるいは特定の地位や行いに対して与えられる賛辞を表します。 この単語は、ポジティブな評価や価値、尊敬の念が込められており、自己の尊厳を守る、他者を敬う、または何かを誇りに思うといった文脈で頻繁に使用されます。 語源はサンスクリット語の「कीर्ति (kīrti)」で、「称賛」「名声」を意味します。
豊富な例文
- タイ語: เขาได้รับเกียรติสูงสุดจากมหาวิทยาลัย
- 発音(学習者向け): káo dâi ráp gìat sǔung sùt jàak má-hǎa-wít-thá-yaa-lai
- 声調: 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 低声 → 中声
- 日本語: 彼は大学から最高の栄誉を受けました。
- (補足):
ได้รับ (dâi ráp)
は「〜を受け取る」という意味の動詞句。สูงสุด (sǔung sùt)
は「最高の」。
- タイ語: เราควรให้เกียรติผู้สูงอายุเสมอ
- 発音(学習者向け): rao kuan hâi gìat pûu sǔung aa-yú sà-mǒe
- 声調: 中声 → 中声 → 下降声 → 低声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 上昇声
- 日本語: 私たちは常に高齢者に敬意を払うべきです。
- (補足):
ให้เกียรติ (hâi gìat)
で「〜に敬意を払う」「〜を尊重する」という動詞的な意味になります。ผู้สูงอายุ (pûu sǔung aa-yú)
は「高齢者」。
- タイ語: เป็นเกียรติอย่างยิ่งที่ได้พบคุณ
- 発音(学習者向け): bpen gìat yàang yîng thîi dâi póp kun
- 声調: 中声 → 低声 → 下降声 → 下降声 → 下降声 → 低声 → 下降声 → 中声
- 日本語: あなたにお会いできて大変光栄です。
- (補足):
เป็นเกียรติ (bpen gìat)
は「光栄である」という、社交辞令などで非常によく使われる表現です。อย่างยิ่ง (yàang yîng)
は「非常に」「大変」という強調の副詞。
- タイ語: เขาปกป้องเกียรติของครอบครัว
- 発音(学習者向け): káo bpòk bpông gìat kǒrng krôp kruua
- 声調: 上昇声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 上昇声 → 下降声
- 日本語: 彼は家族の名誉を守りました。
- (補足):
ปกป้อง (bpòk bpông)
は「守る」「保護する」という意味。ของ (kǒrng)
は所有を表す助詞「〜の」。
- タイ語: การรับใช้ชาติถือเป็นเกียรติ
- 発音(学習者向け): gaan ráp chái châat thǔue bpen gìat
- 声調: 中声 → 上昇声 → 上昇声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 低声
- 日本語: 国に奉仕することは名誉とみなされます。
- (補足):
รับใช้ชาติ (ráp chái châat)
は「国に奉仕する」という表現。ถือเป็น (thǔue bpen)
は「〜とみなされる」「〜であると考える」という意味。
関連語・派生語
- ศักดิ์ศรี (sàk-sǐi): 威厳、尊厳、名誉。
เกียรติ
と意味が似ていますが、より個人の内面的な尊厳や誇りを強調するニュアンスがあります。 - เกียรติยศ (gìat-tí-yót): 名誉、栄誉、爵位。
ยศ (yót)
は地位や称号を意味し、より公式な、授与されるような栄誉や身分を表します。 - ให้เกียรติ (hâi gìat): (動詞句)~に敬意を払う、~を尊重する。
- มีเกียรติ (mii gìat): (形容詞的)名誉がある、威厳がある。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ได้รับเกียรติ (dâi ráp gìat): 名誉を受ける、光栄に思う
- ให้เกียรติ (hâi gìat): 敬意を払う、尊重する
- เสียเกียรติ (sǐa gìat): 名誉を失う、面目を失う
- รักษาเกียรติ (rák sǎa gìat): 名誉を守る
- เป็นเกียรติ (bpen gìat): 光栄である、名誉である
学習のヒントと注意点
- 連想法: 「ギアット」は「義(ぎ)が厚い(あつい)→名誉や尊敬を重んじる」という連想や、「ギあっ!と驚くほどの光栄」といったイメージで覚えることができます。
- 発音と声調のポイント:
- 子音
ก (g)
: 日本語の「ガ行」や「カ行」とは異なり、無気音です。息をあまり出さず、喉の奥で軽く発音するイメージです。日本語の「ガ」のように強く濁らせないように注意しましょう。 - 二重母音
-ia
: 「イーア」と二つの母音をはっきり区切るのではなく、「イ」から「ア」へとなめらかに繋がるように発音します。口を横に引いて「イ」の形から、徐々に口を開いて「ア」の形へと変化させてみてください。 - 終子音
ต (t)
: 語末のต
は、実際には発音されずに、舌先を上顎につけて発音を止める「内破音」になります。日本語の促音「ッ」に近い感覚ですが、息を完全に止めるイメージで発音するとタイ語らしい響きになります。 - 声調(低声): 「เกียรติ」は低声です。声を低く、安定させて発音します。日本語話者は単語を平坦に発音しがちですが、この声調を意識しないと意味が通じにくくなることがあります。発音の際は、音が下がりきったところで安定させるように意識しましょう。
- 子音
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