extraordinary : 並はずれた;異常な,驚くべき|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

並はずれた;異常な,驚くべき – ผิดปกติ

目標単語

  • タイ語: ผิดปกติ
  • 日本語: 並はずれた;異常な,驚くべき
  • 英語: Unusual, abnormal, irregular, extraordinary

基本情報

  • 品詞: 形容詞(副詞的にも使われる)
  • 発音(カタカナ近似): ピッ・ポッ・ガ・ティ
  • 発音記号(学習者向け): pìt-pòk-gà-dtì
  • 声調: 低声 → 低声 → 低声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く - ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「ผิดปกติ (pìt-pòk-gà-dtì)」は、「ผิด (pìt) 間違っている、異なる」と「ปกติ (pòk-gà-dtì) 普通の、通常の、正常な」という二つの単語が組み合わさってできています。直訳すると「普通と異なる」という意味になり、そこから「異常な、普通ではない、不規則な」といった意味を表します。

人や物の状態、現象、行動などが、一般的・基準的なものから外れていることを客観的に表現する際に用いられます。「並はずれた」というポジティブな意味合いで使うこともありますが、多くは中立的またはネガティブな文脈で用いられます。「驚くべき」という場合も、期待とは異なる、予期せぬ状況を指すことが多いです。

豊富な例文


  • タイ語: พฤติกรรมของเขาดูผิดปกติไปหน่อย
  • 発音(学習者向け): prá-ttì-gam kɔ̌ɔng káo duu pìt-pòk-gà-dtì bpai nɔ̀y
  • 声調: 低声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 彼の行動は少し異常だ
  • (補足): พฤติกรรม (prá-ttì-gam) は「行動」、ดู (duu) は「〜のように見える」、ไปหน่อย (bpai nɔ̀y) は「少し〜すぎる、ちょっと〜だ」というニュアンスを表します。

  • タイ語: วันนี้อุณหภูมิสูงผิดปกติ
  • 発音(学習者向け): wan-níi u-ná-puum sǔung pìt-pòk-gà-dtì
  • 声調: 中声 → 高声 → 低声 → 低声 → 高声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 今日は気温が異常に高い。
  • (補足): อุณหภูมิ (u-ná-puum) は「気温」、สูง (sǔung) は「高い」。「高く異常だ」のように、動詞や形容詞の後ろに置いて副詞的に「異常に〜だ」と使うことが多いです。

  • タイ語: มีเสียงแปลกๆ ออกมาจากเครื่องจักร นี่มันผิดปกติแล้ว
  • 発音(学習者向け): mii sǐang bplɛ̀ɛk-bplɛ̀ɛk ɔ̀ɔk maa jàak krʉ̂ang-jàk nîi man pìt-pòk-gà-dtì lɛ́ɛo
  • 声調: 中声 → 上昇声 → 低声 → 低声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 高声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 高声
  • 日本語: 機械から変な音が出ている。これは異常だ
  • (補足): เสียงแปลกๆ (sǐang bplɛ̀ɛk-bplɛ̀ɛk) は「変な音」。「แล้ว (lɛ́ɛo)」は「〜になった、〜だ」という状況の変化や強調を表す助詞です。

  • タイ語: ไม่พบความผิดปกติในสุขภาพของเขา
  • 発音(学習者向け): mâi póp kwaam pìt-pòk-gà-dtì nai sùk-kà-pâap kɔ̌ɔng káo
  • 声調: 低声 → 高声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 中声 → 低声 → 低声 → 上昇声
  • 日本語: 彼の健康状態に異常は見られませんでした。
  • (補足): ไม่พบ (mâi póp) は「見つからない、発見できない」。ความผิดปกติ (kwaam pìt-pòk-gà-dtì) は形容詞「ผิดปกติ」に接頭辞「ความ (kwaam)」を付けて名詞化したもので、「異常性、異常」を意味します。

  • タイ語: เด็กฉลาดผิดปกติ
  • 発音(学習者向け): dèk chà-làat pìt-pòk-gà-dtì
  • 声調: 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 異常なほど賢い子供だ。(並はずれて賢い子供だ)
  • (補足): ฉลาด (chà-làat) は「賢い」。「形容詞 + ผิดปกติ」で「異常なほど〜だ」という、副詞的な表現として使われます。

関連語・派生語

  • ปกติ (pòk-gà-dtì): 普通の、通常の、正常な。この単語の元となる「正常」を意味する部分です。
  • ผิด (pìt): 間違った、誤った、異なる。この単語の「異なる」を意味する部分です。
  • แปลก (bplɛ̀ɛk): 奇妙な、変な、珍しい。ニュアンスが近い場合もありますが、「ผิดปกติ」の方が客観的な「異常」を指すことが多いです。
  • ไม่ปกติ (mâi pòk-gà-dtì): 異常な、通常ではない。「ไม่ (mâi)」は「〜ではない」を意味し、「ผิดปกติ」と同じ意味で使えますが、「ผิดปกติ」の方が一語として定着しています。
  • ความผิดปกติ (kwaam pìt-pòk-gà-dtì): 異常、異常性(名詞形)。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • อาการผิดปกติ (aa-gaan pìt-pòk-gà-dtì): 異常な症状、異常な状態
  • พฤติกรรมผิดปกติ (prá-ttì-gam pìt-pòk-gà-dtì): 異常な行動
  • สัญญาณผิดปกติ (sǎn-yaan pìt-pòk-gà-dtì): 異常な信号、異常な兆候
  • ตรวจพบความผิดปกติ (dtruat póp kwaam pìt-pòk-gà-dtì): 異常を発見する
  • ผิดปกติวิสัย (pìt-pòk-gà-dtì-wí-sǎi): 異常な性格、異常な性質(より硬い表現で、本質的な異常を指す)

学習のヒントと注意点

  • 連想法: 「間違った(ผิด)普通(ปกติ)」と覚えることで、単語の成り立ちから意味を理解しやすいでしょう。「普通」から「外れている」=「異常」という連想が役立ちます。
  • 発音と声調:
    • 「ผิด (pìt)」は「ピット」ではなく、唇を閉じずに「ピッ」と短く止める音で、低声です。
    • 「ปกติ (pòk-gà-dtì)」は「ポック・ガ・ティ」と三つの音節に分かれることを意識してください。全体的に低声で統一されているので、比較的発音しやすいですが、日本語の「ぽっかち」のように聞こえないように注意が必要です。特に「ก (gɔɔ gai)」と「ต (dtɔɔ dtao)」は無気音で、日本語の「カ」「タ」のように息を強く出さないように意識しましょう。
    • 「ติ (dtì)」は、日本語の「ティ」よりも舌先を上の歯の裏につけて発音する「トゥィ」のような音に近い練習をすると、より自然になります。
  • 使い方のポイント:
    • 主に形容詞として名詞を修飾したり、動詞や他の形容詞の後ろに置いて「〜が異常だ」「異常なほど〜だ」と副詞的に使われます。
    • 「並はずれた」のポジティブなニュアンス(例: 並はずれた才能)を強調したい場合は、必ずしもこの単語が最適とは限りません。その場合は、「มหัศจรรย์ (má-hàt-sà-jan) 驚くべき、奇跡的な」や「ยอดเยี่ยม (yɔ̂ɔt-yîam) 素晴らしい、卓越した」なども検討する方が適切です。ผิดปกติ は「普通ではない」という客観的事実や、ややネガティブな含みがあることが多いことを覚えておくと良いでしょう。

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