【タイ語単語学習】
blame : を責める;の責任を負わせる – โทษ
目標単語
- タイ語: โทษ
- 日本語: 責める、非難する、咎める、責任を負わせる
- 英語: to blame, to accuse, to punish (context-dependent)
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): トート
- 発音記号(学習者向け): thôot
- 声調: 下降声
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単語の解説
「โทษ (thôot)」は、主に「誰かのせいにする」「責任を負わせる」「非難する」「咎める」といった意味で使われる動詞です。誰かに対して「お前が悪い」「お前のせいだ」という感情を込めて非難する際に用いられることが多いです。 また、名詞として「罪」「過ち」「罰」といった意味も持ちますが、動詞として使う場合は「(誰か・何かを)悪く言う」「(誰か・何か)のせいにする」という状況で使われます。
豊富な例文
- タイ語: อย่าโทษคนอื่นเลย
- 発音(学習者向け): yàa thôot khon-ʉ̀ʉn looei
- 声調: 低声 → 下降声 → 中声 → 低声 → 中声
- 日本語: 他人のせいにしないで。/他人を責めないでください。
- (補足): 「อย่า (yàa)」は「〜するな」という禁止を表す語です。「คนอื่น (khon-ʉ̀ʉn)」は「他人、他の人」。「เลย (looei)」は語尾に付けて強調する際に使われます。
- タイ語: เขาโทษตัวเองมากไป
- 発音(学習者向け): kháo thôot tua-eeng mâak pai
- 声調: 上昇声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 中声
- 日本語: 彼は自分を責めすぎている。
- (補足): 「ตัวเอง (tua-eeng)」は「自分自身」を意味します。「มากไป (mâak pai)」は「〜すぎる」という過度な状態を表します。
- タイ語: ไม่ต้องโทษใครทั้งนั้น
- 発音(学習者向け): mâi tông thôot khrai tháng nán
- 声調: 下降声 → 下降声 → 下降声 → 中声 → 高声 → 高声
- 日本語: 誰も責める必要はない。/誰のせいでもない。
- (補足): 「ไม่ต้อง (mâi tông)」は「〜する必要がない」という意味。「ใคร (khrai)」は「誰」。「ทั้งนั้น (tháng nán)」は否定文で「一切の〜も、全くの〜も」という強調を表します。
- タイ語: อย่าโทษเขาเลยนะ
- 発音(学習者向け): yàa thôot kháo looei ná
- 声調: 低声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 高声
- 日本語: 彼を責めないであげてね。
- (補足): 語尾の「นะ (ná)」は、軽い命令や依頼、確認を表す際に使われる終助詞です。
- タイ語: คุณจะโทษฉันไม่ได้
- 発音(学習者向け): khun jà thôot chăn mâi dâai
- 声調: 中声 → 低声 → 下降声 → 上昇声 → 下降声 → 下降声
- 日本語: あなたは私を責めることはできない。/あなたは私に責任を負わせることはできない。
- (補足): 「จะ (jà)」は未来や強い意思を示します。「〜できない」は動詞の後に「ไม่ได้ (mâi dâai)」を付けます。
関連語・派生語
- ตำหนิ (tam-ni): 非難する、咎める、指摘する。よりフォーマルな文脈や、具体的に欠点を指摘するニュアンスが強いです。
- ว่า (wâa): 叱る、咎める、文句を言う。口頭での非難や、親しい間柄でも使われます。
- กล่าวหา (klàao-hăa): 告発する、非難する。法的、公式な文脈で使われることが多いです。
- ความผิด (khwaam phìt): 過ち、罪(名詞)。「โทษ (thôot)」が動詞として使われる際の原因となる「罪」や「過ち」と関連します。
- ลงโทษ (long thôot): 罰する、処罰する。「โทษ (thôot)」が「罰」という意味を持つことから派生した表現です。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- โทษใคร (thôot khrai): 誰かを責める/誰かのせいにする
- โทษตัวเอง (thôot tua-eeng): 自分を責める
- โทษอากาศ (thôot aa-gàat): 天気のせいにする(比喩的に状況のせいにする場合もあります)
- อย่าโทษ… (yàa thôot…): 〜を責めるな/〜のせいにするな
学習のヒントと注意点
- ニーモニック: 「トート(thôot)と非難する」と覚える。日本語の「と」で始まる「咎める」と関連付けると覚えやすいかもしれません。
- 発音と声調の重要性: 「โทษ (thôot)」は下降声です。日本語の「トート」と発音しても、声調がなければ通じにくい場合があります。声調は「トー」と高く始まり、「ト」と低い音で終わるように意識しましょう。この単語は声調が非常に重要です。
- ニュアンスの使い分け:
- 「โทษ (thôot)」は「(誰かの)責任だ」「(誰かの)せいだ」という非難や責任を負わせるニュアンスが強いです。感情が込められていることが多いです。
- 「ตำหนิ (tam-ni)」は「欠点を指摘する」「批判する」という、より客観的でフォーマルなニュアンスを持つことがあります。
- 「ว่า (wâa)」は「叱る」や「文句を言う」という日常的な使い方で、必ずしも深い非難とは限りません。親しい間柄での小言などにも使われます。
- 名詞としての意味: 「โทษ」は名詞として「罪」「過ち」「罰」という意味も持ちます。動詞として使う場合は「誰かを責める」がメインの意味ですが、文脈によっては名詞の意味で使われることもありますので、注意が必要です。例えば「ประหารชีวิต (prà-hăan chii-wít)」は「死刑」という意味で、「โทษ」が「罰」という意味で間接的に関連しています。
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