【タイ語単語学習】
tribe : 部族,仲間 – เผ่า
目標単語
- タイ語: เผ่า
- 日本語: 部族、種族、民族、仲間(グループ)
- 英語: tribe, clan, ethnic group
基本情報
- 品詞: 名詞
- 発音(カタカナ近似): パオ
- 発音記号(学習者向け): pào
- 声調: 低声
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単語の解説
「เผ่า (pào)」は、共通の文化、言語、出自などを持つ人々の集団を指す際に用いられるタイ語の単語です。最も一般的な意味は「部族」や「種族」「民族」といった集団を表します。 また、より広範な意味で「グループ」や「仲間」といったニュアンスで使われることもあります。特に「เผ่าเดียวกัน (pào diaw gan)」のように、「同じ部族」という共通の背景から転じて「同じ仲間」という連帯感を示す場合によく使われます。この単語自体は分解されず、独立した単語です。
豊富な例文
- タイ語: เขามีชีวิตอยู่กับชนเผ่าพื้นเมืองในป่า
- 発音(学習者向け): káo mii chii-wít yùu gàp chon-pào pʉ́ʉn-mʉʉang nai bpàa
- 声調: 上昇声 中声 中声 低声 中声 低声 中声 中声 低声 低声 中声
- 日本語: 彼は森の中で先住民の部族と共に暮らしています。
- (補足): 「ชนเผ่า (chon-pào)」は「人々」を意味する「ชน (chon)」と組み合わさり、「部族、種族」をより明確に表します。「พื้นเมือง (pʉ́ʉn-mʉʉang)」は「先住民の、土着の」という意味です。
- タイ語: ประเทศไทยมีหลายชนเผ่าที่แตกต่างกัน
- 発音(学習者向け): bprà-têet tai mii lǎai chon-pào tîi dtàek-dtàang gan
- 声調: 低声 低声 中声 上昇声 中声 上昇声 中声 低声 中声 低声 低声 中声
- 日本語: タイには様々な異なる民族グループがいます。
- (補足): 「หลาย (lǎai)」は「多くの」、「แตกต่างกัน (dtàek-dtàang gan)」は「異なる」という意味です。
- タイ語: พวกเราเป็นเผ่าเดียวกัน
- 発音(学習者向け): pûak rao bpen pào diaw gan
- 声調: 下降声 中声 中声 低声 中声 中声
- 日本語: 私たちは同じ仲間です。
- (補足): 「เดียวกัน (diaw gan)」は「同じ」という意味で、「เผ่าเดียวกัน」で「同じ部族、同じ仲間」というニュアンスになります。
- タイ語: การศึกษาประวัติศาสตร์ของแต่ละเผ่ามีความสำคัญมาก
- 発音(学習者向け): gaan-sʉ̀k-sǎa bprà-wàt-dtì-sàat kɔ̌ɔng dtèe-làe pào mii kwaam-sǎm-kan mâak
- 声調: 中声 下降声 低声 下降声 中声 下降声 上昇声 低声 下降声 中声 中声 上昇声 中声 下降声 下降声 中声
- 日本語: 各部族の歴史を学ぶことは非常に重要です。
- (補足): 「การศึกษา (gaan-sʉ̀k-sǎa)」は「学ぶこと、教育」。「ประวัติศาสตร์ (bprà-wàt-dtì-sàat)」は「歴史」。「แต่ละ (dtèe-làe)」は「各々の」。「มีความสำคัญ (mii kwaam-sǎm-kan)」は「重要である」。
- タイ語: เผ่าม้งมีวัฒนธรรมที่เป็นเอกลักษณ์
- 発音(学習者向け): pào móong mii wát-tá-ná-tam tîi bpen èk-ká-lák
- 声調: 低声 上昇声 中声 中声 下降声 中声 中声 下降声 中声 中声 中声
- 日本語: モン族は独特な文化を持っています。
- (補足): 「ม้ง (móong)」はタイに住む山岳民族の一つである「モン族」を指します。「วัฒนธรรม (wát-tá-ná-tam)」は「文化」、「ที่เป็นเอกลักษณ์ (tîi bpen èk-ká-lák)」は「独特の、ユニークな」という意味です。
関連語・派生語
- ชนเผ่า (chon-pào): 民族、部族。「ชน (chon)」は「人々、民族」を意味する接頭辞的に機能し、「เผ่า」をより強調します。
- เผ่าพันธุ์ (pào-pan): 種族、系統。「พันธุ์ (pan)」は「種族、種類」を意味し、より生物学的・系統的な「種族」のニュアンスが加わります。
- ผู้นำเผ่า (pûu nam pào): 部族のリーダー、族長。「ผู้นำ (pûu nam)」は「リーダー」という意味です。
- พวก (pûak): グループ、仲間。より広範な「グループ」を指す一般的な言葉で、「เผ่า」よりもカジュアルに用いられます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ชนเผ่า (chon-pào): 民族、部族
- เผ่าเดียวกัน (pào diaw gan): 同じ仲間、同じグループ、同族
- ผู้นำเผ่า (pûu nam pào): 部族のリーダー、族長
- วัฒนธรรมเผ่า (wát-tá-ná-tam pào): 部族文化
- เผ่าพื้นเมือง (pào pʉ́ʉn-mʉʉang): 先住民の部族
学習のヒントと注意点
- 連想法: 「เผ่า (pào)」の音は日本語の「パオ」に近いですが、声調が低声であることに注意が必要です。イメージとしては、地面に沈み込むような、低いトーンで発音します。「パオ」という音で、部族が住む伝統的な住居「パオ(ゲル)」を連想すると、単語とイメージを結びつけやすいかもしれません。
- 発音と声調のポイント:
- 「เผ่า」の子音「ผ (pʰ)」は、日本語の「パ」よりも息を強く吐き出す無声有気音です。喉から空気を強く押し出すように発音すると、よりネイティブの発音に近づきます。
- 母音「เ-า (ao)」は、日本語の「アオ」を滑らかに繋げたような音です。口を大きく開け、母音「ア」から「オ」へとスムーズに移行する感覚です。
- 声調は低声です。発音の始めから終わりまで、低いトーンを維持するように意識しましょう。日本語の「パオ」を平坦に言うのではなく、低い音で平坦に発音するイメージです。特に日本語話者は、平坦に発音すると中声になりがちなので、意識的に音程を下げてみてください。
- 使い分け: 「เผ่า」は主に「部族」という、ややフォーマルな文脈で使われます。単に「仲間」を指す場合は「เพื่อน (pʉ̂an)」や「พวก (pûak)」の方が一般的です。文脈に応じて適切な単語を選ぶように意識しましょう。
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