【タイ語単語学習】
振る舞う, 作動する – ทำตัว
目標単語
- タイ語: ทำตัว
- 日本語: 振る舞う、行動する
- 英語: behave, act, conduct oneself
基本情報
- 品詞: 動詞句
- 発音(カタカナ近似): タム トゥア
- 発音記号(学習者向け): tam dtua
- 声調: 中声 → 中声
- 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]
単語の解説
「ทำตัว (tam dtua)」は、動詞「ทำ (tam)」(する、行う)と名詞「ตัว (dtua)」(体、自己)が組み合わさった表現です。直訳すると「自分の体をどうするか」となり、転じて「振る舞う」「行動する」という意味になります。
この単語は、特に人や動物が特定の状況や役割に応じてどのように行動するか、どのような態度を取るかを表す際に頻繁に用いられます。肯定的な振る舞いにも否定的な振る舞いにも使うことができます。
なお、ユーザー入力の「作動する」という意味合いについては、この「ทำตัว」は通常使いません。機械やシステムが機能する、動くという意味で「作動する」と言いたい場合は、別の単語(例: ทำงาน /tam ngaan/)を用いるのが適切です。
豊富な例文
- タイ語: คุณควรทำตัวดีๆ นะ
- 発音(学習者向け): kun kuan tam dtua dii dii ná
- 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声
- 日本語: あなたは良い子に振る舞うべきですよ。
- (補足): ดีๆ (dii dii) は「良い」を強調したり、繰り返すことで副詞的なニュアンスを持たせます。ควร (kuan) は「〜すべき」。
- タイ語: เขาทำตัวเหมือนเป็นเจ้าของ
- 発音(学習者向け): káo tam dtua mǔean bpen jâao kɔ̌ɔng
- 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 下降声 → 上昇声
- 日本語: 彼はまるでオーナーのように振る舞う。
- (補足): เหมือน (mǔean) は「〜のようだ」「〜のように」。
- タイ語: ถ้าคุณทำตัวแบบนี้ จะไม่มีใครชอบคุณหรอก
- 発音(学習者向け): tâa kun tam dtua bɛ̀ɛp ní, jà mâi mii krai chɔ̂ɔp kun rɔ̀ɔk
- 声調: 下降声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 下降声
- 日本語: もしあなたがこんな風に振る舞うなら、誰もあなたのことを好きにならないでしょう。
- (補足): แบบนี้ (bɛ̀ɛp ní) は「このように」「こんな風に」。หรอก (rɔ̀ɔk) は語尾に付けて、強調や否定のニュアンスを加える助詞。
- タイ語: อย่าทำตัวเป็นเด็กๆ สิ
- 発音(学習者向け): yàa tam dtua bpen dèk dèk sì
- 声調: 低声 → 中声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声 → 低声
- 日本語: 子供みたいに振る舞わないでよ。
- (補足): อย่า (yàa) は「〜するな」という禁止の命令。เด็กๆ (dèk dèk) は「子供」を強調または複数形にした表現で、「子供っぽく」という意味になります。สิ (sì) は命令の語気を強める助詞。
- タイ語: การทำตัวตามสบายในวัฒนธรรมไทยเป็นสิ่งสำคัญ
- 発音(学習者向け): gaan tam dtua dtaam sa-baai nai wát-tá-ná-tam tai bpen sìng sǎm-kan
- 声調: 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 中声 → 高声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 上昇声
- 日本語: タイ文化において、くつろいだ態度で振る舞うことは重要です。
- (補足): การ (gaan) は動詞を名詞化する接頭辞。ตามสบาย (dtaam sa-baai) は「気楽に」「くつろいで」。สิ่งสำคัญ (sìng sǎm-kan) は「重要なこと」。
関連語・派生語
- ประพฤติ (pra-prút): (よりフォーマルな)振る舞う、行動する。道徳的な文脈や、規範に従った行動を指す際によく使われます。
- ปฏิบัติ (bpà-dtì-bàt): 行動する、実行する、業務を遂行する。規則や義務に従って行動するニュアンスが強いです。
- นิสัย (ní-sǎi): 習慣、性格、振る舞い方(名詞)。「ทำตัว」が一時的な行動を指すのに対し、「นิสัย」は固定された性質や傾向を表します。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- ทำตัวดี (tam dtua dii): 良い子に振る舞う、行儀よくする
- ทำตัวไม่ถูก (tam dtua mâi tùuk): どう振る舞っていいかわからない、困惑する(直訳:正しく振る舞えない)
- ทำตัวเป็น… (tam dtua bpen…): 〜として振る舞う、〜のフリをする(例: ทำตัวเป็นเด็ก /tam dtua bpen dèk/ 子供として振る舞う)
- ทำตัวสบายๆ (tam dtua sa-baai sa-baai): 気楽に振る舞う、くつろぐ
学習のヒントと注意点
- ニーモニック: 「ทำตัว (tam dtua)」は「体(ตัว)を使う(ทำ)こと」が「行動する」という意味につながると覚えると、言葉の成り立ちが分かりやすいです。
- 発音: 「ทำ (tam)」の「ท (t)」は日本語の「タ」よりも息の破裂が少ない無気音です。「ตัว (dtua)」の「ต (dt)」は日本語の「タ」に近いですが、より喉の奥で破裂させるような強い音です。両方とも中声なので、音程を平坦に保つよう意識しましょう。
- 使い分け: 「振る舞う」という日本語には「ご馳走する」という意味もありますが、「ทำตัว」にはこの意味はありません。また、「作動する」という意味で「ทำตัว」を使うことはありませんので、機械が動く場合は「ทำงาน (tam ngaan)」など別の表現を使いましょう。
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