authority : 当局,権威,権限|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

authority – อำนาจ

目標単語

  • タイ語: อำนาจ
  • 日本語: 権力、権限、権威
  • 英語: power, authority, jurisdiction

基本情報

  • 品詞: 名詞
  • 発音(カタカナ近似): アムナート
  • 発音記号(学習者向け): am naat
  • 声調: 中声 → 下降声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「อำนาจ (am naat)」は、主に「権力」「権限」「権威」という幅広い意味を持つタイ語の単語です。 * 権力 (power): 特定の状況や人々を支配・制御する能力や影響力。政治的な文脈でよく使われます。 * 権限 (authority/jurisdiction): 特定の行動を取る、決定を下す、または指示を出す法的・公式な権利。職務や役割に基づく許された範囲を指します。 * 権威 (authority/prestige): 専門知識、経験、地位などによって得られる、人々から認められる影響力や信頼性。

この単語は、政治、法律、ビジネス、社会など、様々な文脈で幅広く使用されます。特定の「当局」という組織そのものを指すことは稀で、その「当局が持つ権力や権限」を指す場合が多いです。サンスクリット語に由来する言葉です。

豊富な例文


  • タイ語: รัฐบาลมีอำนาจในการออกกฎหมาย
  • 発音(学習者向け): rat tha baan mii am naat nai gaan ook kot maai
  • 声調: 低声 → 中声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 上昇声
  • 日本語: 政府は法律を制定する権限を持っています。
  • (補足): 「มีอำนาจ (mii am naat)」で「権力を持つ、権限がある」という意味になります。「ในการ (nai gaan)」は「〜することにおいて」という意味です。

  • タイ語: เขาใช้อำนาจในทางที่ผิด
  • 発音(学習者向け): khao chai am naat nai thaang thii phit
  • 声調: 上昇声 → 上昇声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 彼は権力を誤用しました。
  • (補足): 「ใช้อำนาจ (chai am naat)」は「権力を行使する」。「ในทางที่ผิด (nai thaang thii phit)」で「間違ったやり方で、不正に」という意味です。

  • タイ語: เธอเป็นผู้มีอำนาจในการตัดสินใจเรื่องนี้
  • 発音(学習者向け): thoe pen phuu mii am naat nai gaan tat sin jai rueang nii
  • 声調: 中声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 上昇声 → 下降声
  • 日本語: 彼女はこの件について決定権を持つ人物です。
  • (補足): 「ผู้มีอำนาจ (phuu mii am naat)」で「権力を持つ人、権威者、権限者」となります。「ในการตัดสินใจ (nai gaan tat sin jai)」で「決定することにおいて」という意味です。

  • タイ語: ตำรวจมีอำนาจในการจับกุมผู้กระทำผิด
  • 発音(学習者向け): tam ruat mii am naat nai gaan jap kum phuu kra tham phit
  • 声調: 中声 → 低声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 警察には犯罪者を逮捕する権限があります。
  • (補足): 「จับกุม (jap kum)」は「逮捕する」という意味です。

  • タイ語: เขามีอำนาจเหนือลูกน้องทุกคน
  • 発音(学習者向け): khao mii am naat nuea luuk nong thuk khon
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 上昇声 → 下降声 → 高声 → 中声
  • 日本語: 彼は部下全員に対して影響力(権威)を持っています。
  • (補足): 「อำนาจเหนือ (am naat nuea)」で「~に対する権力/権威」という意味で使われます。「ลูกน้อง (luuk nong)」は「部下」です。

関連語・派生語

  • มีอำนาจ (mii am naat): 権力を持つ、権限がある (動詞句)
  • ใช้อำนาจ (chai am naat): 権力を行使する (動詞句)
  • ผู้มีอำนาจ (phuu mii am naat): 権力者、権限を持つ人、権威者 (名詞句)
  • อำนาจบริหาร (am naat ba ri haan): 行政権 (名詞)
  • อำนาจนิติบัญญัติ (am naat ni ti ban yat): 立法権 (名詞)
  • อำนาจตุลาการ (am naat tu laa gaan): 司法権 (名詞)
  • อิทธิพล (it thi phon): 影響力 (類義語、より広い意味での影響力)
  • สิทธิ์ (sit): 権利 (関連語、権限と似ているが、個人に付与された正当な権利を指すことが多い)
  • หน่วยงาน (nuuay ngaan): 機関、組織、当局 (「当局」という物理的な存在を指す場合に使われる)

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • อำนาจเต็ม (am naat tem): 全権、完全な権限
  • อำนาจหน้าที่ (am naat naa thii): 職権、権限と職務
  • อำนาจพิเศษ (am naat phi set): 特権、特別な権力
  • อำนาจเบ็ดเสร็จ (am naat bet set): 絶対的な権力、独裁的な権力
  • การใช้อำนาจ (gaan chai am naat): 権力行使

学習のヒントと注意点

  • 発音の注意点:
    • 「อำ (am)」: 日本語の「アム」よりも口を大きく開けず、少しこもったような「ア」の音で発音し、最後に唇を軽く閉じて「ム」で終わります。中声で平坦に発音します。
    • 「นาจ (naat)」: 「นา」は「ナー」と長く伸ばし、最後の「จ (j)」は、日本語の「ツ」のように破裂音で終わり、音を長く引きずらないようにします。声調は下降声なので、高めの音から低く落とすように発音しましょう。
    • 全体的に「アム」は平坦に、「ナート」は高から低へ落とすイメージです。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • 「อำ」の「ム」の音が曖昧になりがちです。しっかりと閉じて発音しましょう。
    • 「นาจ」の最後の「จ」を「とぅ」と母音を付けてしまいがちですが、タイ語では子音でピタッと止める(破裂音)ことに注意が必要です。
    • 「当局」という意味で「อำนาจ」を使うのは不自然です。「当局」という組織自体を指す場合は「หน่วยงาน (nuuay ngaan)」や「เจ้าหน้าที่ (jao naa thii)」を使うのが一般的です。「อำนาจ」はあくまで「権力」や「権限」という抽象的な概念を指します。
  • 覚え方のヒント:
    • 「アムナート」の響きから、「アムロ(強い)がナート(何かを成す)権力」のような連想で覚えるのも良いかもしれません。
    • 例文を通して、どのような文脈で「権力」「権限」「権威」として使われているのかを理解するのが、この単語をマスターする鍵です。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP