complain : 不平[苦情]を言う,訴える|タイ語と日本語で覚える日常会話フレーズ【音声付き】

【タイ語単語学習】

不平[苦情]を言う,訴える – ร้องเรียน

目標単語

  • タイ語: ร้องเรียน
  • 日本語: 不平を言う、苦情を言う、訴える、申し立てる
  • 英語: complain, make a complaint, protest, appeal

基本情報

  • 品詞: 動詞
  • 発音(カタカナ近似): ローン(グ)・リーン
  • 発音記号(学習者向け): rɔ́ɔng riian
  • 声調: 上昇声 → 中声
  • 【必須】正確な音声: [音声を聞く – ※ここに実際の音声リンクが入ります]

単語の解説

「ร้องเรียน (rɔ́ɔng riian)」は、「不平を言う」「苦情を申し立てる」「訴える」といった意味を持つ動詞です。 「ร้อง (rɔ́ɔng)」は「叫ぶ」「歌う」「鳴く」といった意味を持ち、「เรียน (riian)」は「学ぶ」「報告する」「申し上げる」といった意味を持ちます。この二つが組み合わさることで、「声を上げて報告する」「訴えを申し上げる」というニュアンスが生まれ、不満や問題がある時に、それを公にする、または関係者に伝える際に用いられます。 個人的な愚痴や軽い不平よりも、組織や機関、または個人に対して正式に、あるいは真剣に不満を表明する際に使われることが多いです。

豊富な例文


  • タイ語: เขาไปร้องเรียนเรื่องบริการที่แย่มาก
  • 発音(学習者向け): káo bpai rɔ́ɔng riian rʉ̂ang bɔɔ-rí-gaan tîi yɛ̂ɛ mâak
  • 声調: 高声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 低声 → 低声 → 下降声 → 上昇声 → 下降声 → 下降声
  • 日本語: 彼はひどいサービスについて苦情を言いにいった。
  • (補足): 「เรื่อง (rʉ̂ang)」は「~について」という意味の助詞です。「บริการที่แย่มาก (bɔɔ-rí-gaan tîi yɛ̂ɛ mâak)」で「非常にひどいサービス」となります。

  • タイ語: มีคนร้องเรียนเรื่องเสียงดังจากคอนโดของเรา
  • 発音(学習者向け): mii kon rɔ́ɔng riian rʉ̂ang sǐang dang jàak kɔɔn-doo kɔ̌ɔng rao
  • 声調: 中声 → 中声 → 上昇声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 中声 → 上昇声 → 中声
  • 日本語: 私たちのコンドミニアムからの騒音について苦情が来ています。
  • (補足): 「เสียงดัง (sǐang dang)」は「騒音」や「うるさい音」を意味します。「จาก (jàak)」は「~から」という意味です。

  • タイ語: ประชาชนเรียกร้องให้ตรวจสอบและร้องเรียนการทุจริต
  • 発音(学習者向け): prà-chaa-chon rîak rɔ́ɔng hâi dtruat-sɔ̀ɔp lɛ́ rɔ́ɔng riian gaan tú-jà-rìt
  • 声調: 低声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 下降声 → 高声 → 下降声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 中声 → 中声 → 高声 → 低声 → 低声
  • 日本語: 市民は汚職の調査と申し立てを要求した。
  • (補足): 「เรียกร้อง (rîak rɔ́ɔng)」は「要求する、主張する」という意味で、「ตรวจสอบ (dtruat-sɔ̀ɔp)」は「調査する」です。「การทุจริต (gaan tú-jà-rìt)」で「汚職」という名詞になります。

  • タイ語: คุณสามารถร้องเรียนผ่านเว็บไซต์ได้เลย
  • 発音(学習者向け): kun sǎa-mâat rɔ́ɔng riian pâan wép-sait dâai ləəi
  • 声調: 中声 → 上昇声 → 下降声 → 上昇声 → 中声 → 下降声 → 低声 → 中声 → 高声 → 中声
  • 日本語: ウェブサイトを通して苦情を申し立てることができます。
  • (補足): 「สามารถ (sǎa-mâat)」は「~できる」、「ผ่าน (pâan)」は「~を通して、~経由で」という意味です。

  • タイ語: ร้องเรียนไปก็ไม่มีประโยชน์หรอก
  • 発音(学習者向け): rɔ́ɔng riian bpai gɔ̂ mîi mii bprà-yòot rɔ̀ɔk
  • 声調: 上昇声 → 中声 → 中声 → 下降声 → 中声 → 中声 → 低声 → 下降声 → 低声
  • 日本語: 苦情を言っても無駄だよ。
  • (補足): 「ไป (bpai)」は動作の継続や完了を示す助詞で、ここでは「行ってしまう」や「しても」のようなニュアンス。「ไม่มีประโยชน์ (mîi mii bprà-yòot)」は「無駄だ、役に立たない」という意味です。「หรอก (rɔ̀ɔk)」は会話で使われる、否定を強調したり、軽く突き放したりする終助詞です。

関連語・派生語

  • บ่น (bòn): 愚痴をこぼす、不平を言う。より日常的で、個人的な不満や小言を言う際に使われます。「ร้องเรียน」よりも軽いニュアンスです。
  • ฟ้อง (fɔ́ɔng): 訴える、提訴する。主に法的な文脈で、裁判所に訴訟を起こす場合に使われます。
  • โวยวาย (wooi-waai): 大声で不平を言う、わめく、騒ぎ立てる。感情的に不満を爆発させるような状況で使われます。
  • ความไม่พอใจ (kwaam mâi pɔɔ-jai): 不満(名詞)。「พอใจ (pɔɔ-jai)」が「満足する」という意味で、「ไม่ (mâi)」が否定の接頭語です。

よく使われる組み合わせ(コロケーション)

  • ร้องเรียนเรื่อง… (rɔ́ɔng riian rʉ̂ang…): ~について苦情を言う/訴える
    • 例: ร้องเรียนเรื่องราคา (rɔ́ɔng riian rʉ̂ang raa-kaa) – 値段について苦情を言う
  • ร้องเรียนต่อ… (rɔ́ɔng riian dtɔ̀ɔ…): ~に苦情を言う/訴える(機関、部署、担当者などに対して)
    • 例: ร้องเรียนต่อเจ้าหน้าที่ (rɔ́ɔng riian dtɔ̀ɔ jâo-nâa-tîi) – 担当者に苦情を言う
  • ยื่นเรื่องร้องเรียน (yʉ̂n rʉ̂ang rɔ́ɔng riian): 苦情を申し立てる(書類などを提出する、申請するようなニュアンス)
    • 例: คุณต้องยื่นเรื่องร้องเรียนเป็นลายลักษณ์อักษร (kun dtɔ̂ng yʉ̂n rʉ̂ang rɔ́ɔng riian bpen laai lák àk-sɔ̌ɔn) – あなたは書面で苦情を申し立てる必要があります。

学習のヒントと注意点

  • 発音と声調: 「ร้องเรียน (rɔ́ɔng riian)」は、「ร (r)」の巻き舌音と「อ (ɔɔ)」の長い母音、「รร (riian)」の中声がポイントです。「ร (r)」は日本語のラ行とは異なり、舌を丸めて発音します。特に「ร้อง」は上昇声なので、音程が上がっていくように意識しましょう。
  • 意味の使い分け: 日本語の「訴える」は、法的な意味合いが強い場合と、単に不満を述べる場合の両方で使われます。タイ語の「ร้องเรียน」は、後者の「不満を述べる」「苦情を申し立てる」に近く、やや正式な場面で使われることが多いです。法的に訴える場合は「ฟ้อง (fɔ́ɔng)」を使うことを覚えておきましょう。
  • 日本語話者が間違いやすい点:
    • 「ร (r)」の発音: 日本語のラ行で代用しがちですが、タイ語独特の巻き舌音を意識しないと聞き取ってもらいにくいことがあります。
    • 声調: 「ร้อง」が上昇声、「เรียน」が中声と、異なる声調が連続します。声調が正しくないと意味が通じにくくなるため、単語全体の声調パターンを正確に覚えることが重要です。
    • 「บ่น (bòn)」との使い分け: 日常会話で「愚痴をこぼす」という意味で「ร้องเรียน」を使ってしまうと、やや大げさに聞こえることがあります。軽い不平なら「บ่น」を使いましょう。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP