【タイ語単語学習】
equal – เท่ากับ
目標単語
- タイ語: เท่ากับ
- 日本語: 等しい、に匹敵する、〜である(イコール)
- 英語: equal to, be equivalent to, be
基本情報
- 品詞: 動詞(連結動詞)、形容詞的表現
- 発音(カタカナ近似): タオガップ
- 発音記号(学習者向け): tâo gàp
- 声調: 下声 → 低声
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単語の解説
「เท่ากับ (tâo gàp)」は、「等しい」「〜に匹敵する」「〜に相当する」といった意味を持つタイ語の表現です。 「เท่า (tâo)」は「〜と同じくらい、等しい」という意味の語根で、「กับ (gàp)」は「〜と、〜と一緒に」という前置詞です。これらが組み合わさることで、「〜に等しい」という関係性を示します。
主に「X เท่ากับ Y」の形で用いられ、「XはYに等しい」という数学的な「イコール(=)」の意味で最も頻繁に使われます。しかし、それ以外にも、ある事柄が別の事柄と「同等である」「〜に相当する」「〜ということになる」といった、より抽象的な意味合いでも広く使われます。
豊富な例文
- タイ語: สองบวกสองเท่ากับสี่
- 発音(学習者向け): sǒong bùak sǒong tâo gàp sìi
- 声調: 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 下声 → 低声 → 低声
- 日本語: 2 + 2 = 4
- (補足): 数学の計算で「イコール」を表す最も基本的な使い方です。
- タイ語: เงินจำนวนนี้เท่ากับเงินเดือนหนึ่งเดือนของผม
- 発音(学習者向け): ngern jam-nuan níi tâo gàp ngern-deuan nèung deuan kǒong pǒm
- 声調: 平声 → 平声 → 上昇声 → 下声 → 低声 → 平声 → 平声 → 下声 → 平声 → 上昇声
- 日本語: この金額は私の1ヶ月の給料に相当します。
- (補足): 価値や量が「〜に匹敵する」「〜に相当する」という意味で使われます。「จำนวน (jam-nuan): 量、金額」、「เงินเดือน (ngern-deuan): 給料」。
- タイ語: รุ่นนี้เท่ากับรุ่นใหม่ของโมเดลนั้น
- 発音(学習者向け): rûn níi tâo gàp rûn mài kǒong moo-dayn nán
- 声調: 下声 → 上昇声 → 下声 → 低声 → 下声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 高声
- 日本語: このモデルは、あのモデルの新しいバージョンに匹敵します。
- (補足): 類似性や同等性を表す際にも使用されます。「รุ่น (rûn): モデル、世代」、「ใหม่ (mài): 新しい」。
- タイ語: การทำแบบนี้เท่ากับการยอมแพ้
- 発音(学習者向け): gaan tam bɛ̀ɛp níi tâo gàp gaan yoom-pɛ́ɛ
- 声調: 平声 → 平声 → 低声 → 上昇声 → 下声 → 低声 → 平声 → 平声 → 高声
- 日本語: このようにすることは降伏することに等しい。
- (補足): ある行為や状況が、別の特定の帰結や意味を持つことを表します。「การทำ (gaan tam): 〜すること」、「ยอมแพ้ (yoom-pɛ́ɛ): 降伏する、諦める」。
- タイ語: สำหรับผม การได้ทำงานนี้เท่ากับความฝันที่เป็นจริง
- 発音(学習者向け): sǎm-ràp pǒm gaan-dâai tam-ngaan níi tâo gàp kwaam-fǎn tîi bpen jing
- 声調: 上昇声 → 低声 → 上昇声 → 平声 → 高声 → 平声 → 平声 → 下声 → 低声 → 低声 → 上昇声 → 低声 → 平声 → 平声
- 日本語: 私にとって、この仕事を得ることは夢が叶うことに等しい。
- (補足): 比喩的に「〜そのものだ」「〜に匹敵する」という強調の意味で使われます。「สำหรับ (sǎm-ràp): 〜にとって」、「ความฝัน (kwaam-fǎn): 夢」、「เป็นจริง (bpen jing): 実現する」。
関連語・派生語
- เท่า (tâo): 「〜と同じくらい、等しい」という単語の根幹をなす言葉です。
- เท่ากัน (tâo gan): 「等しい、同じである(お互いに)」という意味です。「สองอันนี้เท่ากัน (sǒong an níi tâo gan): この二つは同じだ」のように使います。
- เท่าไร (tâo rài): 「どれくらい?」 (量や程度を尋ねる疑問詞)。例: กี่บาทเท่าไร? (gìi bàat tâo rài?): 何バーツですか?
- เท่าเทียม (tâo tiam): 「平等な、公平な」という意味です。「ความเท่าเทียม (kwaam tâo tiam): 平等」のように、社会的な平等を表す際によく使われます。
- เทียบเท่า (tîap tâo): 「〜に相当する、〜に匹敵する」という動詞的な表現です。「เท่ากับ」と似ていますが、「เทียบ (tîap)」には「比較する、見立てる」というニュアンスが含まれます。
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- X เท่ากับ Y: XはYに等しい/相当する。最も基本的な構文。
- เท่ากับศูนย์ (tâo gàp sǔun): ゼロに等しい。
- เท่ากับว่า… (tâo gàp wâa…): 〜ということになる、〜と解釈できる。ある事柄が特定の状況や結論を意味する際に使われます。
- ไม่เท่ากับ (mâi tâo gàp): 〜に等しくない。否定形。
学習のヒントと注意点
- 発音と声調の重要性: 「เท่า (tâo)」は下声、「กับ (gàp)」は低声です。日本語の「タオガップ」と平坦に発音すると、タイ語話者には不自然に聞こえたり、意味が伝わりにくかったりする可能性があります。特に「เท่า」の下声は、語尾が下がるように意識して発音しましょう。
- 「เท่ากับ」と「เท่ากัน」の使い分け:
- เท่ากับ (tâo gàp): 「X = Y」のように、XがYに等しい、XがYに相当するという関係性を表します。数式や、ある事柄が別の事柄と同じ意味を持つ、という文脈で使われます。
- เท่ากัน (tâo gan): 「AとBがお互いに等しい/同じである」という、複数のものが等しい状態を表します。「この二つは同じサイズだ」というような場合に使います。
日本語話者は「等しい」という意味でどちらを使うか迷うことがありますが、
เท่ากับ
は「〜に等しい」と、เท่ากัน
は「(お互いに)等しい」というニュアンスの違いを意識すると良いでしょう。
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