【タイ語単語学習】
suppose : と思う,と仮定する – คิด
目標単語
- タイ語: คิด
- 日本語: 思う、考える、仮定する
- 英語: to think, to suppose, to consider
基本情報
- 品詞: 動詞
- 発音(カタカナ近似): キッ(ト)
- 注意: 最後の「ト」は、舌先を上の歯の裏につけたまま音を破裂させずに止めるイメージです。日本語の「キット」のように「ト」をはっきりと発音しないようにします。
- 発音記号(学習者向け): kít
- 声調: 高声 (高めの音で平らに発音します)
- 【必須】正確な音声:
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単語の解説
「คิด (kít)」はタイ語で最も基本的な動詞の一つで、「思う」「考える」という意味を持ちます。思考プロセス全般を指し、日常会話で非常に頻繁に使われます。 主なニュアンスとしては以下の通りです。 1. 「〜と思う」「〜と考える」:意見や推測を述べる際に使われます。多くの場合、「คิดว่า (kít wâa)」の形で「〜と思う」となります。 2. 「〜と仮定する」「〜と想像する」:今回の入力にあった「suppose」の「仮定する」に近い意味合いでも使われます。特定の状況を想定する際に用いられます。 3. 「〜するつもり」:未来の意図や計画を表す際にも使われます。 4. 「計算する」:算数や数学的な計算を行う意味でも用いられます。 この単語自体に分解可能な要素はなく、基本的な語彙です。
豊富な例文
- タイ語: ฉันคิดว่าอย่างนั้น
- 発音(学習者向け): chăn kít wâa yàang nán
- 声調: 上昇声 → 高声 → 下降声 → 低声 → 上昇声
- 日本語: 私はそう思います。
- (補足): 最も一般的な「〜と思う」の表現です。「อย่างนั้น (yàang nán)」は「そのように、その通りに」という意味。
- タイ語: เธอคิดอะไรอยู่
- 発音(学習者向け): təə kít a-rai yùu
- 声調: 平声 → 高声 → 中声 → 平声 → 低声
- 日本語: 彼女は何を考えているんだろう?
- (補足): 「อะไร (a-rai)」は「何」。「อยู่ (yùu)」は動詞の後について、進行中の動作や状態を表します。
- タイ語: พรุ่งนี้ฉันคิดว่าจะไปกรุงเทพฯ
- 発音(学習者向け): prûng níi chăn kít wâa jà pai grung têep
- 声調: 下降声 → 上昇声 → 上昇声 → 高声 → 下降声 → 低声 → 平声 → 中声 → 下降声
- 日本語: 明日、バンコクに行くつもりです。
- (補足): 「คิดว่าจะ… (kít wâa jà…)」で「〜するつもりだ」という未来の意図を表します。「จะ (jà)」は未来を表す助動詞です。
- タイ語: ถ้าคิดว่าคุณผิดล่ะ
- 発音(学習者向け): tâa kít wâa kun pìt lâ
- 声調: 下降声 → 高声 → 下降声 → 平声 → 低声 → 下降声
- 日本語: もしあなたが間違っていると仮定したら?
- (補足): 「ถ้า (tâa)」は「もし〜なら」。「คิดว่า (kít wâa)」が「〜と仮定する/〜と想定する」というニュアンスで使われています。「ล่ะ (lâ)」は疑問や提案の語尾。
- タイ語: ช่วยคิดคําตอบของโจทย์ข้อนี้หน่อย
- 発音(学習者向け): chûay kít kam tɔ̀ɔp kɔ̌ɔng jòot kɔ̂ɔ níi nɔ̀i
- 声調: 下降声 → 高声 → 中声 → 低声 → 上昇声 → 下降声 → 下降声 → 上昇声
- 日本語: この問題の答えを計算して。
- (補足): 「คําตอบ (kam tɔ̀ɔp)」は「答え」。「โจทย์ (jòot)」は「問題(算数やクイズなどの)」。ここでは「คิด」が「計算する」の意味で使われています。
関連語・派生語
- ความคิด (kwam kít): 考え、アイデア、意見(「คิด」を名詞化したもの。「ความ (kwaam)」は動詞や形容詞を名詞化する接頭語)
- คิดถึง (kít tʉ̌ng): 〜を恋しく思う、〜が懐かしい(例: คิดถึงบ้าน (kít tʉ̌ng bâan) ホームシックになる)
- คิดได้ (kít dâai): 思いつく、気づく(「ได้ (dâai)」は「〜できる」という意味)
- คิดมาก (kít mâak): 考えすぎる、気にしすぎる(「มาก (mâak)」は「多い、ひどく」)
- คิดเลข (kít lêek): 計算する(「เลข (lêek)」は「数字」)
- คิดดี (kít dii): 良いことを考える、良い意図を持つ(「ดี (dii)」は「良い」)
よく使われる組み合わせ(コロケーション)
- คิดถึงบ้าน (kít tʉ̌ng bâan): ホームシックになる(家を恋しく思う)
- คิดหนัก (kít nàk): 深刻に考える、深く考える(「หนัก (nàk)」は「重い、深刻な」)
- คิดบวก (kít bùak): ポジティブに考える(「บวก (bùak)」は「プラス」)
- คิดลบ (kít lóp): ネガティブに考える(「ลบ (lóp)」は「マイナス」)
- คิดนอกกรอบ (kít nɔ̂ɔk grɔ̀ɔp): 枠にとらわれずに考える、型破りに考える(「นอกกรอบ (nɔ̂ɔk grɔ̀ɔp)」は「枠の外」)
学習のヒントと注意点
- ニーモニック(連想法): 「キッと(きっと)考えている」と覚えると、発音と意味を結びつけやすいかもしれません。
- 発音と声調のポイント:
- 「คิด (kít)」の声調は高声です。日本語の「キット」のように平坦に発音すると、タイ語学習者にとって聞き取りにくいことがあります。高めの音で平らに発音するように意識しましょう。
- 最後の「ด (d)」音は破裂音(閉鎖音)です。日本語の「ット」のように「ト」をはっきり発音するのではなく、舌先を上の歯の裏につけたまま音を止め、空気を破裂させないようにします。これは日本語話者が特に間違えやすい点です。
- 使い方のポイント: 「思う、考える」が基本的な意味ですが、「〜するつもり」という未来の意図や、「計算する」という意味も持つことを覚えておくと、様々な文脈で応用できます。特に「คิดว่า (kít wâa)」の形で使われることが非常に多いです。
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